相手の間合い - 2004年10月07日(木) 晩に本屋に行ったら、肝心要の写真集がどこにも陳列されてない。 出版文化発祥の地で、地方の悲哀を味わされるとは・・、と沈みかけつつも、そこは生来の諦めの悪さで、予約票(予約時に「ニイガキ・・・リカ?ですか?」と、メガネの女性店員に訊き返された。早急に再教育されたし)を片手に、「これ。まだ入荷してないんですか?」と必死に食い下がる。 「ありますよ。」と、あっさり出てきた・・。 面倒なんで滅多に予約なんてしないけれど、しておいて良かったなぁ。 明日、店頭にならぶ予定だったのか、はたまた今日一日で完売したのか、理由はよくわからないが、紙一重な天国と地獄をありがとう。 と落ち着いていられるのも、未だ開巻していないから。 ふたりだけの時間を創るには、相応の準備ってものがある。 *** *** *** *** *** 里沙ちゃんのダイナミズムを感じる一冊。 「後楽園ゆうえんちで、垣さんと握手」って誰でも思いつきそうなフレーズが浮かぶ第1頁目から、あなたはやっぱり新垣さんでした。 洗練されつつも無垢。 「駆け足」だって、決して、何処かへ急いでいるわけじゃないんだと思う。 表紙のあの人懐こい笑顔が好きだなぁ。 妹みたい、とか、親戚にいそう、とか、おはガールグレープみたい、だとか、親近感というか、ちょっと家に帰ったらそこに座って居そうな、すご〜く身近な存在であるかのような錯覚を誘うんだけれど、本当は、そんな巷間にウロチョロしているような有り触れた存在じゃなくって、当たり前だけど、ずっとずっと遠くのひとなんだよな。なんだろうな、あの笑顔には距離感がまるで狭められちゃうよなぁ。 個人的には、花柄の燕脂色のブラウス着た数カットがいいな。ちょっとだけ物憂げな風情だったりとか、「あやとり」とか。 記憶の限りでは、生写真とかで里沙ちゃんが赤色系統の衣裳を着ているってのは、あんまし無いんじゃないのかな。 とりあえず、一つだけ言いたいのは、僕はオーバーオールがきらいだ。ハロー!の面々で、オーバーオール着用を許せるのは岡井さんだけ。どうか、そこだけは頼む。 ...
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