独行法人化の功罪 - 2004年09月03日(金) □京博『神々の美の世界』 良き作品に触れる機会が設けられるのはそれ自体、素晴らしいのだけれど、特別展のテーマ性からすると、牽強付会な印象が無きにしも。 「天橋立図」。確かに作品成立の背景には「神」の介在があったかも知れない。 しかし、「これでもかッ!」ってくらいの神像彫刻オンパレード、みたいな、ダイレクトな「神」のすがたを期待していた(企画担当者が、彫刻の専門の方なので、当然そうなるものと思い込んでいた)僕には、何となく物足りない感は否めず。 今回は、定例の社寺調査の結果披瀝っていう性格も多分に含まれているんだろうけれど、どうにも辻褄合わせ的な理屈っぽい特別展示が多いんだよなぁ、ここのところ。 作品自体にもっと語らせていいんじゃないかな、体験重視ってゆうか、本来、ガラスケース越しに対面しただけでも、それだけで徹底的に圧倒するチカラって、あると思うんだけれど。 妄言当死。 ...
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