自縄自縛 - 2004年07月11日(日) 発売日に、買いたい生写真が買えない苦痛。買いたい生写真の発売日にハロショに行けない日々がこう立て続くと、もはや、精神的に死んだも同然の有り様です。 数日ぶりで、やっと訪店できたのですけれどね、欲しい写真はどれもこれも皆揃って「品切」ですわ。人生に於けるあらゆる挫折に匹敵する苦い味わい。 5期セットで買うべき娘。写真を、端脱け状態で買わなければ成らないこの辛さ。一つの苦しみからの解放は、また新たな苦しみを生みますなァ。 「“熱っちぃ地球を冷ますんだっ。”文化祭2004〜STOP!地球温暖化〜」写真(7/10発売分)、購入。(但、3957ヌケ) ハードタイプトレーディングカード第2弾開封結果 みうな(23) 梨沙子ちゃんのカバーが眩しい、宗田理『ほたるの星』(角川文庫)を読んでみた。 原作者「あとがき」にもある通り(余談乍ら、僕は「あとがき」だとか「解説」だとかを、先に読みます)、単なる劇場作品のノベライズとは異なる性格の代物である。 文庫版では、子ども・教師・親という三者間の関わり合いについての比重がずっと大きな印象。端的には、真の「教育」とは、という主題がクローズアップされているんだと思う。劇場作品ではオミットされていた退職校長の存在や、三輪教諭が、何故、「山口県で」教師になることを目指したのか、という背景なんかに、そのあたりが顕れている。 劇場作品は、比加里ちゃんの心の解放がメインテーマだと僕は勝手に思っている。 ただ、そこでは、「母親を喪った」という事情が簡単に紹介されているだけで、文庫版のように、在りし日の母親が、比加里ちゃんにとってどんな存在だったのか、ってのがハッキリとした輪郭で描かれることはない。というより、むしろその方針が徹底している。そのへんで、ラストシーンの印象がだいぶ違った感じなんだけれど、そこいらは詳述するとネタバレになるんで、今は伏せておきます。 もし、文庫版のほうを先に読んだならば、そんなことは間違いなく無かっただろうけれど、梨沙子ちゃんの姿を脳裡に浮かべながら字を追った「おかあさんのおもいで」の章は、読みながらボロボロ涙が零れました。『チャックのついたネコ』のお話のつづきは、決して梨沙子ちゃんの口から聞くことはできないんだけれど、この目では見えざるが故にこそ、非の打ち所無き名シーンとして、僕の頭のなかに焼き付けられるのです。 ...
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