蕩尽日記...OG-Love

 

 

見ぬ人へ遼海を渡さむとて艫綱を解く - 2004年06月05日(土)

6時過ぎから「花花緑緑」表参道店前にナラビ。目抜き通りのド真ん中で晒し者は嫌だな・・、って思っていたけれど、少しだけ路地に折れた場所に立地していて安堵。斜向かいの教会だか何かで、厳かに式を挙げてる御一同様が、あからさまにケムたそうな面持ちを浮かべている。

安倍さんトレカ、貰う。


原宿本店へ。
道に迷った・・。竹下通りは中学生のとき以来。あのときは吉田戦車の店に行って、山崎先生のポストカードを買った。

予測に反して整理券が出てないので目論見がハズれ、行列に尻込みして、そそくさと渋谷店に移動。昼公演開始までの時間との格闘。

「渋谷109-2店移転リニューアル記念」写真(4/23発売分)、購入。

安倍さんトレカ、貰う。



■2004年ミュージカル 中野サンプラザ

紅蓮の球体が地球であることに、漸くして気付く。太陽じゃナイのね。
あと、2020年の愛ちゃんが、現代の地球人を誘拐しに来たり(変な走り方で)する話じゃナイんだね。


娘。さんたち以外にも「部員」がいるなんて知らなかったので、軽くショックを受ける。僕はどうもその辺の融通が利かない性分というか、「純度」みたいなものを求めてしまうので。
二度目に観たら、役者さんたちは一人で何役もこなしていて、えらいなぁ、って単純に感心した。大切な共演者なんだってことは解る。でもさ、あんだけ時間かけて上演しているんだから、サービス精神のイロハというか衣裳替えで魅せてくれるべきは、やっぱし娘。さんたちであって欲しい。
つーか、外様のメンバーでさ、「ブルー」とか「猿渡」とか「直子」と同じ系列上に「白井」部員は属していないような気がするな・・。


終演後の反省会で語ったことなんですけれど、愛ちゃん(役名忘れた)がキレちゃうのは僕個人としては、いただけない。これまでの安倍さんといい、爆発した時の演技も観応え充分ではあるんだけれど、なんとなくそうゆう姿ってのは出来得るならば、あんまし目にしたくはないんだよね。映画だとか、ドラマだとか、一回性の表現でならばまだしも。

人間として、どうしようもなく抑えがたい怒りってのは、在るんだと思う。
ただ、それを支えてる正当性みたいなものは、他者に対して、説明するのがとても難しいと思う。

突発的に身命が脅かされる情況下で誰かを怨んだり、姿の見えない相手に怒りをぶつけるよりも、その瞬間、父や母や妹や親友のことを想って涙したり、短すぎる人生を嘆いてみたりするほうがごく自然なんじゃないか、と僕は感じるので(そもそも、愛ちゃんにとっての平和な風景の描写が決定的に少なすぎる・・って気がするけれど、これも脳内補完か)。ま、メッセージの訴求性として、それでは足りないんだとは思うけれど。


で、僕が受けとったメッセージ。
エコモニ。があるくらいなんだし、いよいよ、僕が永年、心窃かに夢想していた原発推進ユニットの臨界も、間近だなと思った。
はやく見たいなぁ、愛ちゃん(敦賀・美浜・大飯・高浜)と小川ちゃん(柏崎刈羽)の「プルトモニ。」 いちおう、みうな(浜岡)も入れてやろう。
「原子力は地球にやさしいクリーンなエネルギーです(はーと)」なんてコピーのポスターに3人が居並んでさ・・。


あ。イエローが難詰されるシーンの展開がどうしても理解できません。
なんだか、去年と似たような箇所で引っ掛かってるなぁ・・。

個別評価はあっても、やっぱし、作品としての総合評価ってのは、そぐわないんだろう。
結局は、僕も小川ちゃんに逢いたくて、近くにその姿を捉えて、それだけで満足してきたわけだから。それを言ったらお仕舞いなんだけれど、つまりはそれに尽きる。






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