予定調和の崩壊 - 2003年12月07日(日) ■おとめ公演 京都会館 夜公演 世紀の番狂わせ。 ゲーム大会の決勝に進んだ藤本さんと小川ちゃん。小川ちゃんは昼公演で奇蹟の初優勝を飾り、イキオイにノッてました。 息詰まる風船はや割り対決を制した藤本さんが、「ご当地クイズ」の回答権を得ます。 司会のリーダー飯田さんが出した京都の川の名前を当てる問題の三択回答は、A.淀川 B.鴨川 C.石川 ここで客席の「ボケろ」コールの期待に応えて、藤本さんは「C」を選択。ここで飯田さんは「ファイナルアンサー?」と執拗に問い質す。今になって思えば、きっとリーダーには結末が予見されていたんでしょう、「ダメ、藤本。麻琴はナチュラルなんだから!」という必死の叫びだったんでしょうね。 あえなく回答権は小川ちゃんに移りました。独り、「正解だよ♪」と言い張る脳天気なレディを取り残しつつ。 ここで飯田さんは、再度、三つの選択肢「A.淀川 B.鴨川 C.小川」を提示するという渾身の(そして会心の)奇策に打ってでます! 会場は割れんばかりの「オガワ」コールにつつまれ、飯田さんの海より深い情愛、小川ちゃんへの言葉では言い尽くせないくらいの素晴らしい愛の深さを知り、僕は人生で最高の陶酔感を得ることになりました。 恍惚は一瞬でした。 「えええ?えっとぉ、AかBのどっちかだとおもうんですけどぉ」とのたまう麻琴さん。最初は冗談かと思いました。が、会場がその一直線な本気っぷりに凍り付くまでにかかる時間はほんの僅かだったと記憶しています。 「それは違うでしょ!」と思って、ガックリ膝をついてしまいましたが、心の半分くらいは「下手に浮かれでもしたら、アンチに半殺しの目に遭わされてしまうかも?」ってな恐怖心におののいてました。 おがワールドを貫徹した小川ちゃんは立派なんだと思います。 決して妥協なんてしない。それが麻琴。つよい女。 しかしながら、イチまこ推しとして、美しき敗者・美貴様のサポの皆さんに対する申し訳なさで一杯です。ちびっこ諸君にはちょっとしたトラウマを刻みつけてしまったかも?なんて考えると胸が痛みますよ、実際。 でも、半端な大人の僕にとっては、世界の面白さに改めて目を開かせてくれた稀有の出来事だったなぁ。 ...
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