「ある品物を買う」という事は「その品物や会社を支持している」という事だ。
というセリフをどこかで見て、はっとした。 安いからといってマックに入り、19年間入ったこともなかった牛丼屋に、最近足を踏み入れてしまう自分がなさけない。 「そこで食事をする事自体がなさけない」といっているのではなくて、自分の本心と行動が食い違っていることが、すこしなさけない。
16から18くらいまでベジタリアンだった、が、帰国してしばらくして、色んなことに負けてしまった。周りのせいにするのはよくない。いやしかし、この地でベジタリアンでいるのは、思ったよりむずかすぃ。 「(あやしい)宗教?」「世の中には食べたくても食べれない人もいるのに、食べるものを選ぶなんて贅沢だ」「理屈っぽい」「カゼ?肉食べないからよっ」「味噌汁!え?カツオだし!?」…なんや、かんや、ある。そしてそれにいちいち説明をつけてたらやってけない。
「日本でGAYでいるのはむずかしいでしょ?」とか「日本の女性は男尊女卑に苦しんでいるんでしょ?」とか、聞かれるが、たぶん、日本でGAYであることより、女であることより、ある意味ではベジタリアンのほうが理解されにくい、と、肌で感じたわ。
いつかまた自分が納得できるように生活しようと目論んでいる。
生物が死ぬことについて、冷めた声を聞くと無条件に哀しい。
自分が何者からも自由なのだと、自分で言う人は愚かだ。
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