2003年10月06日(月) |
おぇあーゆーかむふろむ |
久しぶりに御苑に行ったら、「これでもか」という位人が居り、吃驚仰天。駅にも公園にも道路にも電車にも店にも、何処から溢れてきたのか、東京には人が一杯だ。ある者は着飾り、ある者は臭う。あるところに一人の青年がいたそうな。その青年は5つのもの全てを持っている、とても恵まれた人間でした。「美貌」「才能」「貯蓄」「名声」「魂」。あるとき、若者は、向こうの川岸まで行こうと、渡し舟に乗ろうとします。すると船頭が言うのです。あんた、持ち物が多すぎて、舟がしずんじまうよ。何か一つ捨てなされ。すると若者は言いました。えっと、どれも捨てられないってかんじなんですけど。けれども船頭は譲りません。仕方ない、と折れた若者は、自分の魂を、川の底に投げ捨てます。
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