憂色透明
憂々とし 夢現 筒抜で ウェア アム アイ 強引

2003年09月12日(金) どこにもいるわたし/どこにもいないわたし

一ヶ月の旅行から帰宅しました。
とても、いいものでした。少なくとも自分はそう思いました。

旅行の話は、後にまわすとして、
えんちゃんと久しぶりに会うのが楽しみだったのに、早々ケンカした。「がっかりした」「自然じゃない」と云われ、この一ヶ月も、これまでの彼女との経験も、すべて幻想だったように思えた。その言葉だけが残る。

「あなたは自然じゃない」という言葉を、今まで人から何回聞いたことか。その度に、自分は、行き場の無くなったイヌみたいに、自分を恥じる。消えてしまいたいと思う。2度と会いたくないとすら思う時もある。なにが、彼らの言う「私の自然」で、なにが「不自然」なのか、自分ではさっぱりわからない。いくら親しい人だからと言って、勝手なことを言ってほしくない。あなたの声を一番よく聴いていたいし、一番多くの時間を共有したいけれども、してほしくない事もある。それは「私がどういう人間か」という定義づけを、理由なく、言葉で押し付けることだ。イメージを抱いたり、友達と噂するのはかまわないけど、それは私の目が及ぶところじゃない。

でも逆につきつめれば、他人がいなきゃ「わたし」は存在しない。あなたの目のなかで、私は「演じた」りしたつもりはないのに、映っていたのは、大根役者だったのか、思うと、もうどこにもわたしはいないんだよ。



…少なくとも今日は、時差ぼけとまざって、そんなブルーな気分。
もちろん明日はどうかはわからない。


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