2003年07月08日(火) |
past/ yes, it's been already passed. |
出会ってから1ヶ月くらいのときに、大切な人がはじめて泣いたのを目の当たりにして、 自分は 「あなたの過去まで好きだから」 と言った。
その人の(冷たく言ってみれば他人の)、過去、をだ。 過去っていっても、カコという響きほど軽いものではない。 第一、今と過去を分けて考えても仕方ない。 過去があって今があるのだし、 時間の概念に嵌ることもない。
あの時軽々と口にした「過去まで好き」などという言葉は、尻が青い自分には無責任すぎたと今日ホンマに思った。他人の過去を愛するとは、おこがましい。本当の意味で、その人の過去を大切にするという事ほど、難しく、また、興味深いものはないと思った。山だ、山。そして自分はまだ3合目くらいなんじゃねーか。
時間の枠内で生きる限り、誰にでも過去というものがあって、誰しも、涙がでてくるような過去があるわけで。 そういうものに、突然土足で入りこんで掘り返すようなまねはしてはいけないんだ。
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