2002年11月22日(金) |
「ひとつの肉体には一人の人間が住む」という妄想? |
dialog:
「・・・それでどうしたの?」 「いや、だから、入っちゃったんだよ」 「へー。なんでまた?」 「だって、そいつが面白い奴で、自分も一緒にやろうと思って」 「だって、それってヤバいんじゃないの?」 「うん、でもまぁ金もかからんし、いいかなと思って」 「うーん。なんか怪しいなぁ」
お茶をすする
「でもまぁたしかに楽しそうではあるなぁ」 「うん。だろ」 「だから入っちゃったんだよね?」 「いや、入ってないって」 「・・・さっき入ったって言ったよな?」 「自分は入ってない」 「じゃ誰が入ったんだよ」 「(自分)?」
yes i know...maybe i don't:
君が誰であるかなんて定義はどうでもいいっす、 目を覚ますとか覚ませないとかいう事じゃなくて、 それが嘘とか本当とかもどうでもよくて、 診断書とかクスリとか、見せて、説得させようとしなくていいから、 ああ、そうなんだとただ頷いて 忘れないでと泣きすがるだけ。 こんな僕は果てなく利己主義だが、 自己を見る目は果てなく一つ。
that is to say:
僕の存在 身体はひとつ 身体はひとつで 中身は一杯
幼い頃の 小さな記憶 肌の色にも 弾けて染まる
見るもの聞くもの食べるもの みんな分かれて 思いだせずに
ベッドの横には 紅茶の残り 嫌いなはずの 紅茶の残り
僕の存在 身体はひとつ 一人暮らしの 大家族
identity crisis:
妄想? 僕がこうして生きて人と会って 君はAです。というのは妄想? 君は目に見えるけども、Aは目には見えないものね。 誰かなんて誰にもしったことじゃない。
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