あることないこと
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2003年05月11日(日) ひとの芝居を見てて

友だちが出てる芝居を見に行きました。
小屋は中野テルプシコール、中野に芝居を見に行ったのは初めてです。

ひとの芝居を見てるといろいろアイデアが湧いてくることがあって
そこから芝居が書けるときもありますし、
実用されないアイデアで終わることもあります、いろいろですが気持ちのいい時間です。

今回の芝居が久しぶりにそうでした。
不思議なことにこれが芝居が面白すぎるとダメなのもので
好きなプロの芝居を見に行くと、ひたすら面白い、で終わってしまう
(それはそれでもちろん幸福でいい)のですが
本がいいのに演出や役者がダメ、役者が素敵なキャラクターを作り上げてるのに基本的に本がダメとかいうといい塩梅にアイデアが出てきます。
「基本的に楽しめてるんだけど部分的に絶望」とか「基本的に退屈なんだけど部分的にハッピー」という感じ、ことわざで言えば
「玉に傷」とか「不幸中の幸い」という感じがいいのでしよう。

今回のは役者が少し力量不足、、少し

古い傷に触られて取り乱しちゃいましたみたいな、
ちょっと逸脱した日常をオムニバスで6篇
普通っぽい会話をしているのだが、裏で、底で、言葉と別の感情が流れ、うねって、
ある瞬間それが暴発しちゃったり吐露されちゃったりするとこがミソな芝居だろうに、
それがうまくない。暴発した瞬間、急にリアリティが消えっちゃう。

ま、今回出たアイデアが何かに実用できるか、役者への批判で我がフリを直せればそれでいいのですけど

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