三文役者
やす



 山形国際ムービーフェスティバル

高速バスにて前日山形駅到着。
駅前のビジネスホテルに一泊して、
翌日映画祭会場のシネマ旭へ。
小野寺組の面々と合流。

小野寺監督に本日初対面の音楽監督の真柴さん。
キャストの初海さん、YUKIYAさん、光さん、真理子さん。
助監督の関さんに監督の娘さん2人。
自分も含めて総勢10名の大所帯。

白鳥の湖を含む入選作品10作品の上映後、
いよいよ審査発表と表彰式。
今回注目すべきは入賞すれば次回作制作資金として、
総額2600万円が提供されるという破格のスカラシップ制度。
インディーズからメジャーに這い上がるのは、
今の日本の映画業界では至難の業。
此処で入賞するか否かで、
監督達のこれからの人生が大きく変わる。
それぐらい言っても大袈裟ではないぐらいの、
まさに千載一遇のチャンス。

次々に発表されていく受賞作品。
審査員特別賞の2作品の発表が終わる。
まだ白鳥の湖の名前は呼ばれていない。
今回グランプリは該当なしとの事で、
残すはフィクション部門賞と準グランプリ。

他の入選作品の中で個人的に1番面白いと思った、
浅野晋康監督の「Catchball With ニコル」が、
フィクション部門賞に選ばれた。
残すは最後の準グランプリ。
これはもう間違いないと思った。
そして遂に発表の瞬間。

白鳥の湖の名前は呼ばれなかった。

審査結果発表の始まりから終わりまで。
時間にしてどれぐらいだっただろう。
あれほどまでの緊張感と高揚感を味わったのは、
本当に久し振りだった。

表彰式終了後は山形グランドホテルに移動。
レセプションパーティーに参加する。
憧れの村川透監督とお話しする事が出来た。
思い描いていたイメージ通りの熱い人だった。

パーティー終了後ホテル前で解散し、
自分は再び高速バスにて東京へ。

受賞には至らず残念な結果とはなったけど。
遠方の地で小野寺組の皆と共有した時間。
かけがえのない大切な1日を過ごせた。

2005年10月08日(土)
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