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■ キヲクドロボウ 2/西東京市民映画祭
キヲクドロボウ撮影2日目。 前回そして今回と撮影中に青い紙をよく見かける。 やまけん組の皆さんが壁や小道具に貼り付けてるこの青い紙。 確かクロマキー処理とかいう画像合成に必要なものの筈。 映画のメイキング映像とかで見かけた事はあるけど、 こうして現場で目の当たりにするのは初めて。 あの青い部分が本編ではCG合成によって、 魅力的な近未来的ギミックへと形を変えるのだろう。
撮影は順調に進み予定より30分早く終了。 バスと電車を乗り継ぎ大急ぎで保谷こもれびホールへと向かう。 本日開催される第4回西東京市民映画祭にて、 白鳥の湖が入選に伴い上映されるのだ。 残念ながら上映には間に合わなかったけど、 最後の審査結果の発表と表彰式には参加する事が出来た。 小野寺監督にキャストの初海さんに光さん、 スタッフの長澤さんと共に結果発表を見守る。 結論から言うと白鳥の湖は入選のみで入賞は出来ず。 そしてそこには複雑な事情が。
審査委員長の佐藤純弥監督の最後の講評。 白鳥の湖に関してのコメントは以下のようなものだった。
・白鳥の湖は完全にプロの作品として通用するものである。 ・自主制作映画の領域を超越している。 ・よって当自主制作映画コンペティションでは審査対象から外させていただいた。 ・もっと上のコンペティションに出品すれば正当な評価を得られる筈である。
最大級の賛辞の言葉だと思う。 正直嬉しかったし作品に参加した者としてとても光栄だった。 でもそれで納得出来るかというと…微妙。 たとえ自主映画の領域を超越していると言われたとしても、 スポンサーがついている訳でもなく当然制作費は監督が自腹で出しているし、 立場的には今回入選した他の監督さん達の作品と同じ自主映画である。 優れていたと判断してくれるならば評価されるべきではないのだろうか。 当日会場に来場し講評を聞いていた少数の人達には、 今回の審査の経緯は記憶として残るだろうけれど、 その他の当日会場に居なかった大勢の人達に関しては、 無冠という記録だけが伝えられる事になる。 白鳥の湖に関しては審査対象外とした事を映画祭公式サイト等で、 グランプリ受賞結果等と共に通知してくれる事を約束してくれるとか。 せめて何らかの特別賞を設けてくれるとか。 監督と作品に対してもう少しそういった配慮をして欲しかったなと思う。
2005年10月01日(土)
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