それでも笑って生きていく



 嫌な記憶は忘れても、イメージは残るもの。

新聞を読んでたら、小学校時代の担任と思われる人物が
写真つきで記事になっていた。
内容は…
学級崩壊を引き起こした担任がカウンセリングを受けた後、
自分の体験を教員志望の大学生の前で語るというものだ。
それだけなら
「転んでも唯じゃ起きないな(図々しいな)」
で、済ませる事ができたが、
「学級崩壊は私の宝。自分の欠点を気がつかせてくれた」
という趣旨の本人のコメントに釈然としないものを感じた。
これは、かつて私が生徒だった(かもしれない)から感じたことなのか、
他の教員が同じことを言っても同じように憤りを感じるのだろうか…。

新聞のコメントなんて、本人が言った事を
適当に記者が肉付けしただけかもしれないので
100%の信頼はできないけが、
私には非常に不愉快だった。
学級崩壊で傷つくのは教員だけではないと思う。
自分も傷ついたかもしれない。
カウンセリングのお世話にもなったというが、
カウンセリングは免罪符ではない。

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アナタの宝は1クラス分の児童を傷つけた上に成り立っている
ということをきちんと自覚していますか??
たまたま、学級崩壊という目に見えるカタチで
表現した集団があっただけで
何人もの児童を傷つけていた可能性があることを
自覚していますか??
ワタシハイマデモアナタガキライデス。
アナタノナマエモキキタクナイ。

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教員という立場にある人が
「学級崩壊のおかげで、自分の欠点に気がついた」
なんて台詞を言う事は私は許さない。
子どもを傷つけたことと引き換えに
自分の欠点に気がつく・・・
これは、人を育てるプロとして
許される行為なのだろうか??

他の誰が許しても
私はそんな事、許さない。







2003年07月22日(火)
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