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2020年11月03日(火) 天地と一心になって

剣道には、昔から「恐・驚・疑・惑」の四つの戒めがあるそうです。一刀流の(切落)とは「恐れ、おののき、疑う、惑う」の四つの欲を切り落とす捨て身の技だそうです。柳生新陰流の(合撃)は相手の全人格を認め、相手を活かす活人剣ですが、そのためには、自分に自我があってはならず、自分を捨てて技を出さなくてはいけないそうです。そこから技を考えると、捨て身になり、無心となって技を出す事が大切なのだと思います。自我を捨てて無心になるという事は、自然と一体化するという事で、言ってみれば天地と一心になるという事なのだと思います。天地と一心になって技を出す。言うのは簡単ですが、やるのはなかなか難しいと思います。この境地に辿り着いた人は本当にいるのか?私はそれを見ていないので分かりません。そして自分は果たしてその境地に辿り着くことが出来るのか?それも全然分かりません。それでもそれを目指して稽古していきたいと思います。いつか誰かはそこに辿り着く事が出来るのではないか?と思っています。


kanno

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