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2019年04月11日(木) 空手道から学んだ奥義

私が空手道から学んだ奥義があると言えば、先ずは柔軟体操、基本稽古、型、部位鍛錬などで空手の技を作るだけでなく、筋力トレーニングやランニングなど自分の身体に足りないものや必要な物を身に付けて、自分を作って行きます。その全ての稽古の中で、自分の心も気も鍛えられて行きます。そしてやはり大切なのは組手です。自分が作り上げた心と身体と技を相手にぶつけ、相手が研鑽して来た心技体をぶつけてもらう事で、自分の心技体の良し悪しが見えてきて、また研鑽するべき部分が分かります。組手の中では相手に勝つ事だけではなく自分に負けない事や、人と真剣に向かい合う事で緊張を知り、いろいろな物事に対して腹や度胸が作られて行きます。その事から私が学んだ奥義は、人はそれぞれに違う身体と共に違う心を持っているという事でした。だから稽古の時や組手の時は、相手をよく見る事、相手の立場になって自分を考える事、相手と調和する事が大切だと思います。その中で全ての人にある程度通用する自分の定石というものが見えて来ます。そしてその定石に囚われず、常に相手を見て相手と調和して、常に自分の技に疑問を持ち否定もして、自分を作り上げて行く事が大切だと思います。それは人間関係にも言えると思います。仕事の交渉や恋愛なども同じ事だと思います。まさに組手は究極の人間関係を学ぶ場だと言えます。私がその中で私が学んだ事、これが空手の奥義だと思う事を書いて見ました。簡単に書けば、先ずは自分を作る事、人を認め尊重する事、そして人と調和する事、その中でさらに自分を作り上げて行く事という事になると思います。


kanno

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