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2018年09月27日(木) 50歳を前にして

誰にとってもそうではあると思いますが、私にとって1番大切な物はやはり自分の身体です。身体が動かなくなってしまったら空手の稽古をする事も空手の指導をする事も出来なくなってしまいます。そして身体が動かなくなってしまったら家族を養う事も出来なくなってしまいます。だから私の身体は私だけの物ではありません。極真会館の為の物でもあり、道場の生徒の為の物でもあり、家族の為の物でもあります。20代の頃は少々の怪我ならほっといても少し時間が経ち気付いたら自然に治っていたなどという事もありましたが、40歳を過ぎた頃から怪我をほっといたら、治りが遅いというよりもドンドン悪くなってしまい、自然に治る事は全くなくなってしまいました。これが歳を取るという事なんだと思います。今、私は頑張って空手の稽古に励んでいます。孔子は論語で「吾、十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」と言っていますが、私も50歳を前にして天から与えられた使命を知りそれを行う事が出来そうな気がしています。それは何かと言えば、古い良い物をしっかりと理解し、それをさらに研鑽し、基本を外れる事なく、自分が学んできた経験から、新たな物を作り出す事です。あと1〜2年かかるとは思いますが、その構想はもう出来て来ています。大山倍達総裁の教えや極真会館の枠を外さずに自分が学んだ物に加え新しい稽古方法やシステムを作って次の人に伝えたいと思っています。それがもう少しで出来上がると思います。武術の道場や空手の道場や極真空手の道場はたくさんあります。私の道場は極真会館の道場ですから、皆さんはその極真会館の看板を見て入門を考えてくれたわけですから、入門してみたら極真会館の空手ではない空手を指導しているなどという事は詐欺行為になります。なので私独自の稽古方法やシステムと言っても、それは極真会館の基本的な基本や型などは変えず、また極真会館の試合で勝つ稽古方法やシステムを踏まえた上で、私が学んだ独自の稽古方法やシステムを作ると言う事です。その中でより実践性があり、他の格闘技にも対処が出来て武術性もあり、どんな人でも稽古に励めば身につける事が出来る稽古方法やシステムを作りたいと言う事です。他の道場では習えない稽古方法やシステムをしっかりと自分で作り出し、それを生徒達に提供したいと思います。それを完成させるためにも自分の身体を大切にして、毎日の稽古に励んで行きたいと思います。


kanno

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