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2018年04月19日(木) 15年ぶりの再会

私は4月14日土曜日に廣重師範と15年ぶりに会う事が出来ました。11日水曜日に私の先輩からの電話で師範の状態を知りました。ある先輩のはからいで師範に会えるように決まったのは前日でした。私の妻と家族と道場生とご父兄様のご協力のおかげで道場の稽古をみんなに任せて私は師範に会いに行く事が出来ました。皆様には本当に感謝しています。私は師範の元を離れた不詳の弟子でしたので、どんな顔をして会えばよいのか?どんな言葉を師範から言われるのだろう?とあれこれ考えながら1時間半電車に揺られていました。少し早く病院に着きましたが、師範は時間にキッチリした方なので面会の約束の時間まで病室の前で待ち、時間ピッタリに病室に入りました。私が「押忍」と十字を切って挨拶をし「ご無沙汰しております。菅野です。」と言うと師範は「おお、菅野、変わらないね」と言いました。15年ぶりの再会でした。私は今でも師範の前に出ると緊張して自分の気持を言葉に出来ないので、前日に書いた手紙を師範に渡しました。師範に「どうだ頑張っているか?」と言われ、妻が居て息子が2人いて2人とも極真空手をやっている事を話すと師範は「それは良い事だ、空手は本当に良いかならな」と喜んでもらいました。師範に健康に気をつける事、空手の先生ほど良い仕事はないのだから感謝して一生懸命に指導する事、来た生徒が1人でも一生懸命に指導する事、武道の修行は死ぬまで終わらない事などの話しをされました。最後は「しっかり頑張りなさい」と握手を2度して頂きました。とても力強い握手でした。私は「押忍」と十字を切って挨拶をして部屋を出ました。15年なんてなかったかのような再会でした。本当に素晴らしい先生でした。次に師範に再会する時には「良く頑張ったね」と言われるよう私も空手家の人生を全うしたいと思います。


kanno

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