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2017年11月02日(木) 己に克つ

私は、菅野秀行という人間に生まれて来ました。私は菅野秀行と言う弱い自分を大嫌いでした。だから私はいつも菅野秀行という人間より強くなりたいと思って生きて来ました。敵はいつも自分の中にいました。だから自分を苛めた人を恨むより、苛められた弱い自分に腹が立ちました。敵は常に自分の中にいました。それは私の父の影響だと思います。おそらく私が5歳ぐらいの時に、苛められている私を見た父は、私を叱りました。父はハッキリと「苛められてかかって行けなかったお前が悪い」と言いました。父は、私を苛めた子に私が、かかって行けば褒めてくれたのだと思います。私は苛められて何も言えませんでした。父は口下手な人ですから私にそれだけを言いましたが、私は今、父の気持ちがすごくわかります。私は苛めた相手に負ける前に、弱い自分に負けたから、相手にかかって行く事が出来ずに黙っていたのです。父はそれを叱ったのだと思います。相手に負けることは仕方がない事です。でも自分に負けてしまっては何も始まりません。だから私は常に「己に克つ」を大切にしています。今でも、自分に負けていた頃の自分が大嫌いですし、今も自分に負けてしまう自分が大嫌いです。先ずは自分に勝たなくては何も始まりません。


kanno

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