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2017年10月25日(水) 城塞

司馬遼太郎の「城塞」を読んでいます。この作品もおそらく読むのは6〜7回目だと思います。関ヶ原の戦いで天下を取った家康が、征夷大将軍の座を秀忠に譲る事で、豊臣に天下を戻す気がない事を世に主張します。家康は長生きをしたから最後に天下を取れたと言えます。しかし自分が亡くなったあとには豊臣秀頼がいます。徳川の天下を確実にする為には秀頼を倒さなくてはなりません。徳川と豊臣の最後の戦いが始まるなか、利を重んじる人、義を重んじる人、名声を重んじる人、家名を残す事を重んじる人、いろいろな考えが交錯して戦いが始まります。自分をいろいろな人物に置き換えて、自分ならどのような決断をするのだろう?などと思いながら読んでいます。


kanno

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