オンリーワン、の別の意味 - 2004年03月12日(金) オンリーワン、は、某人気グループの大ヒットにより 皆が目指すべくひとつのキーワードとなった。 しかし、オンリーワンは危険でもある、 という物の見方があると思う。 人と違っていていい、個性がいい。 その思想から逸脱すると、 自分のことしか考えず、 何事も自分に影響を与えることはなく、 自分は周りに圧倒的な力を持っている。 そうした独善主義が生まれるかもしれない。 本当の仲間をつくることのない、 苦しいくるしいオンリーワン。 芸術家の中に、 弟子を自分以上の存在にしようと 尽力するものがいるだろうか? その数はとても少なく、 多くは無意識のうちに抑圧的になる。 何かを教える顔をして、 決して後輩が到達できないことばかりを与え、 したり顔でそびえたっている、 そんな「オンリーワン」。 何かを極めようと望めば、 きっと突き当たる抑圧の壁だ。 メンターの偉大さは、 弟子の活躍で測ることができる というのもこうした理由だと納得した。 -
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