今宵天秤、勝算はいかに? - 2003年09月10日(水) 目鼻立ちがいい、とか 胸板が厚い、とか いい会社に勤めてるとか年収とか 顔が広いから何かと役立ちそう、だとか 歌が上手い、とか 外国人だから目立てる、とか、 バンドやってるとか 頭はげてないとか かっこよくて自慢できるから、だとか セックスがめっちゃ強い、とか、 やさしくしてくれるとか、 何でも言うこときいてくれちゃう、だとか、 物知りだとか、 ごはんおごってくれる、とか、 その道じゃ、ちょいと名が知れてる、とか、 あちこち連れて行ってくれるとか、 いずれは彼の知識を我が物にしようとか、 ふたりで暮らした方がひとりで住むよりも経済的、だとか・・・ こうした、うんざりするほどの打算。 これまで、恋人を、自分をひきたてるための アクセサリーのように扱うことはなかったかな? いつか読んでは憧れた、短編の恋愛小説のように。 そうしてはかなく脆い、束の間の優越感に浸るんだ。 こうした誤った観念が、人の人生を狂わせる。 そして、周りの人を混乱させては苦しめるんだ、と知る。 単なる気まぐれな衝動と、永く続く安定した幸せの価値を、 今夜、天秤(はかり)に載せてみた。 -
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