詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

王様の昼寝 - 2002年05月02日(木)

昨日の昼休み、目上の、ある親愛なる人物とランチにいった。
食後のコーヒーを飲みながら、のんびり。
すると、なんと私の目の前で彼はウトウト Zzz....
眠りにおちてしまいました。
とっても気持ちがよさそうだから、
話し掛けずにいてあげました。

お店の方がその様子に気がついて、気を遣って私に
「なにか週刊誌をお持ちしましょうか?」
とたずねてくれたけれど、お断りしました。
代わりにお冷やをいただきました。
らんぷ、という名のその喫茶店で、
文字どおり天井からはアンチークならんぷが下がっている。
壁には誰かの鉛筆画。
コーヒーのにおいを嗅いだり、
そしてもちろん、スヤスヤおやすみの彼を観察したり。
観ていてなんだか安らいで、かえってこちらが癒される。
このまま時間が止まったりして、と愉快な想像してみたり!
20分くらいたって、物音に反応して起きたので、
静かな調子で「もう20分近くお休みでしたよ」と伝えたら、
ものすごく驚いていました。

「王様の昼寝、ですね!」、と私。
「偉い人は、ちょっぴり昼寝をするものですよ。」
そんな私の一言はその日、決して嫌味には響かなかったと確信している。

なんだか至福の時間でした。
本当に、変なの!
すごくいいことをしたような、充足感が今も続いている。
...そう、私は「本当に」、幸せものなのです。


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