「静かな大地」を遠く離れて
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2001年08月03日(金) |
犬と生きる世界(4)&トウキョウ脱出 |
題:52話 最初の夏22 画:クコの実 話:犬に私たちが囲まれたことがあった
北海道のイヌにまつわる思い出話、もう一発。 今度はシンドイ話。樽前山の麓あたりだったか、ガローと呼ばれる峡谷の 近くの林の中に、突如ものすごい数の犬小屋地帯に遭遇したことがある。 どうやら元飼い犬たちの“なれの果て”。エサを与えている人はいるが、 土地自体は市のものかなんかで、おそらく不法に専有していたようだった。 狩猟採集が人類の唯一の生業だった時代から、言ってみれば「共同経営者」 であり、運命共同体の一員としてパートナーシップを築いてきた犬たち。 北海道にさえあんな場所があったのだから、他の状況は推して知るべし。
世の中には、川原亜矢子さんちのソレイユのような、お嬢様犬もいる。 『いつも心にソレイユを』(小学館)は、ハッピーな彼女の写真が満載の本。 雑誌『Domani』にも美貌のご主人様と一緒にレギュラーで出ているので、 知る人ぞ知る超有名ゴールデン・リトリバーなのだ。 実は僕、ソレイユさまの肉球をプニプニしたことがあるのが自慢(笑)
他に犬にまつわる記憶で言えば、 アテネに行ったときの野良犬の大きさと元気さに驚いたことがある。 そのへんについては、 「ギリシアの誘惑1999 G−Who極私的旅日記」をお読み下さい(^^) http://gwho.bird.to/fy010.htm
ところで皆さま、断載中のこの日録、またしばらく書けません。 明日からしばらくトウキョウを離れます。 一応カタギの勤め人なので休暇が終わったら復活する予定です。 佐々木譲さんの『武揚伝』のこと、 西東始氏から阿刀田高『怪談』(幻冬舎文庫)を読まれた旨で興味深い メールをいただいたこと(氏のHPは“ネタばれ”アリなので注意(^^))、 もうすぐ来る8月8日のこと、なにより『静かな大地』のこと、 季節ネタの“戦争”と記憶をめぐって、 いろいろと心残りも多いのですが、ひとまず断ち切って脱出します。
30歳を過ぎてから、にわかに出来た観光旅行の習慣。 今回は初めてのハイシーズン、8月なので、快適に過ごせるかどうか。 けど僕が海外へ出ると、大抵どこかで戦争か空爆かテロが起こるのです、 自分が遭遇するわけじゃなくて、“どこかで”なんですが(^^; まぁ、それが世界の常態ということで。 まだ旅支度って何にもしてないんですけど、毎度のことながら。
では、みなさん、ごきげんよう♪
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