c.j.の思いつ記
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2002年06月18日(火) かねヤンの詩集(その8)

去るもの日々に疎し

”徒花”

僕たちは
決して実ることの無い花を
育てていたのかもしれない

ただ枯らさないようにだけ
心を注いでいた

ただ枯れてしまうことだけを
恐れていた

その花は
とても地味で
目立たないようなものだったけど
僕たちには
かけがえの無いものだった

その花は
か弱くて
少しでも手を抜くと
枯れてしまいそうな
僕たちには
とても大切な花

そして花は
弱りきってしまった。
まだ枯れてはいなかったけど

僕はそれを見て
あきらめて捨ててしまった

その花は
まだ死んではいなかったのに

その花は
とても地味で
目立たないようなものだったけど
僕たちには
かけがえの無いものだった

その花は
本当は
実がなったのかもしれない
今ごろどこかで
枯れたつぼみから
新しい実がなってるだろう

その花は
とても地味で
目立たないようなものだったけど
僕たちには
かけがえの無いものだった


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