白濁 mail home bbs | 2004年05月11日(火) セピア色 君からの着信はなかった。 僕からもコールはしなかった。 君だけの着信音が鳴らなくなって どれほどの月日がながれてしまったのだろう。 とりわけ、気にした事はなかったし これからも気にかける事はない。 別れなんて口にした事はなかった。 今でもまだ、どこかで通じ合えるものを 僕たちはきっと持っているのだと 僕は信じている。 どこにも裏切りはなく そこには強い信頼しかなかったと 僕は信じている。 僕の中で、君は過去になってしまったのだろうか 君の中で、僕はまだ生きているのだろうか 月日の恐ろしさを思う。 笑う君を、僕の前で泣いた君を 僕は忘れていくのか。 君の知らない、綺麗な女の人と 2人でランチを食べながら 僕は思った 遠い昔の 2人の未来の事を。 |