白濁

2002年04月03日(水)　　　　真夜中の雨

どしゃぶりの雨で
悲しくて泣いた

ウイスキーは美味しくなくて
携帯電話を握ったまま
泣き疲れて眠りにおちた

どうしてこう弱気なんだろう
あの人の何気ない一言で
狂ったように泣きじゃくったり
どうしようもないくらい嬉しくなったり

あたしの歯車がどんどんずれていく
その歪みに身を任せるのが快感になってる

声を聞いて安らぎが欲しかった
無性に声が聞きたかった

でも通話ボタンを押す勇気がなくて
どうしようどうしよう

きっとかけたら
どうしたの？
って言われるんだ。
どうしたの？　どうしたんだろ。
どうかしちゃってるんです。
かけるには理由がいるのかな。
理由探しはもう疲れちゃった。

とにかく声が聞きたいんです。
他愛のない話し
電話の向こう貴方も同じように
携帯を握っている
大きくて暖かい手
どきどきどきどき

でもかけられなくてうずうずうず
ぐしゃぐしゃ泣いて
結局他の人の優しさに甘えたりする
簡易的な安らぎでもいいのだろうか。

だけどそれじゃ満たされない。
いつまでも残る空腹感。
解消されない欲求不満。

もっと我慢強いコになりたいな。
涙も少し、我慢我慢。

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