白濁

2002年03月15日(金)　　　　飼い主だからではなく大事な家族だから

猫を病院に連れていきました。
ずっと泣いてて可哀相だった。
箱の中は怖いんだよね。
車は嫌いなんだよね。
大丈夫、私は捨てたりなんかしないからね。

診察してもらったけど、何かアレルギーのようなものだとか。
痒いので舐めるから、毛が抜けてしまうんだって。
お腹の部分に毛がなくなってきてるんだ。

お薬を貰ってきた。
半月か半年か、治るまで飲ませないといけない。
ちゃんと、飲まないと、よくならないのに
全然飲んでくれない。
嫌がっても、無理矢理でも、
私が飲ませないとよくならない。
いっぱいいっぱい引っ掻かれて逃げられて、
全然飲んでくれない。
どうしよう。
どうしよう。
厭なんだよね、お薬は。
きっと美味しくないんだよね。
だけど、お願い。
飲んで。
お願いだから飲んで。

お父さんは諦めて、
もう知らないって言ってる。
なんだかとても、悲しかった。

私が飲ませないといけないんだよね。
猫は、お薬が必要なものだってわからないから
私が飲ませないといけないんだ。

近寄るだけで逃げられて、
抱き上げると引っ掻かれて、
きっと厭なことする人だからって嫌われちゃうけど
だけど、
私はあなたが好きだから
お願い
早くよくなってね。

今日は、病院にいって、
少し興奮してるんだよね。
明日は、飲んでくれるよね。

私はいっぱい引っ掻かれて、
傷だらけになってもいいから、
お願い
早くよくなりますように。

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