ライブに行った。 もう、こんな文才の無いヤツになんか言葉に表す事など 出来るはずも無く。 一公演目なんて、最前列でギターさんの初期配置の真正 面の席だった。 なんてこったい。 ずっと。 ずっと、ギターを弾く指を見ていた気がする。 好きだから、仕様が無い。 ギターを弾いている、その時が好きなのだ。 音と、身体と。 その、二度と同じ事の無い交わりの、なんという儚さ。
二公演目は、列こそ一公演目より後ろだったが(それで も五列目)位置がステージの真ん中で、これまたなんて こったいな。 一公演目にシンバルの加減で殆ど顔の見えなかったドラ ムさんを確り見ようと心に決めて、それでも気持ちはギ ターさんへ向いていたり。 でも、やっぱりドラムさんもベースさんもキーボードさ んもボーカルさんも気になって、なんで頭と目が五つな いんだと。
正に「夢の様な」とはこの事なのだ。 記憶を反芻すれば、霞のかかった光の中に彼等がいて。 光と、音と、声と。 最後の挨拶で、ギターさんは「幸せです」と言いました。 それは、あの会場にいた全ての人の言葉でもある事を、 彼は気がついてくれているのだろうか。
今年も来てくれてありがとう。 来年もぜひ来てください。
|