日常喜劇

2008年01月16日(水) cha-cha


レディースデーだしということで映画を見に行ってきた。
気になっていた邦画「cha-cha 天涯の妖妃」である。
ものすごい話だった。

だいたいにおいて、判官びいきというか西軍好きに
とって淀君は悪の権現である。彼女が阿呆なばっかりに
豊臣家は滅んだんだとの説もあるくらいだ。もっとも
彼女は父の家を織田信長に滅ぼされてるから、その
先鋒だった秀吉が嫌いで、でも秀吉の側室になった
くらいだから、自分の手で豊臣を滅ぼしたかったとの
説もある。そっちの方が女としてはシタタカで面白い。
が、今回の話はそんな大層なモノじゃない。
あれこれツッコミどころ満載だった。

今までさんざん阿呆な政策を繰り返して、もう
どうしようもない窮地に陥って「降伏しろ」と言われた
土壇場で、cha-cha様は甲冑を着込んで秀頼様と颯爽と
登場、家康に徹底抗戦宣言をして帰って来れば兵士からは
大将の秀頼を差し置いて淀様コールが。…アホか!
あんたがもっと前に妥協してれば戦争なんかしなくて
良かったんだってば!何を今更…!それより意地を
通したかったんだったら、さっきの場面で家康の
下座に座るんじゃない。
しかも幸村(40代後半なのに若い)に「勝てますか?」と
言い出す始末。だーかーらーあんたがー…!!!(怒)
真田太平記を始め、西軍寄りの歴史小説を読んで、
何度私があんたを直接刺しに行きたいと思ったことか…!!!
(落ち着け自分)
更に江戸城大奥に引っ込んでるはずの御台所にして
cha-chaの妹・お江も単身大阪城にやってきて姉に直談判。
皆、姫のくせに腰軽いな!
しまいには秀頼様まで単騎出陣あそばし、cha-chaは
大阪城に一人取り残されてしまう。
家康は阿呆な女は嫌いだろうに、実は家康もcha-chaに
ホの字(死語)だったことが判明、cha-chaが自ら爆破して
崩れ落ちる大阪城を見て「負けた…」と呟いて終った。
cha-chaを主役にしたから仕方ないかもしれないが、
一般的に伝え聞く史実とだいぶ違うしあちこち話の
ほころびが気になってしょうがなかった。
館内にはたまに「ふっ…」と鼻で笑う声とすすり泣きが
混じり、泣けるシーンはまぁ、女の女としての意地を
通すあたりがなかなかミモノだったが、だいたいは
鼻で笑うシーンの方が多いよね。

とにかくダメな映画でした(言っちゃった…)


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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