先週の上海からこっち、日曜の鼠海王国まで休み無しで 遊び続けている。さすがに疲れているだろうとあらかじめ 今日の午後休みを取っておいたのは我ながらエライと 思うのだが、休みなら休みで出かけようとしてしまう 自分まではさすがに見抜けなった。アホや。 …ということで、けっこうへろへろなくせに仕事を半日で 終わらせた午後映画を見に来てしまった。だって今日は レディースデーだし!上映終わりそうだし! 見に行ったのはずっと気になっていた「はなよりもなほ」 「誰も知らない」で一躍有名になった是枝監督の作品で ある。是枝監督に関しては、好き過ぎて監督が教授をして いる専門学校まで行ってしまった友人が居るので、この 作品についてもあれこれ聞いていてちょっと興味があった。 何より私の大好きな江戸時代の貧乏長屋が舞台だし…! 平安時代末期の貴族社会の中で妖怪がどうしたとかいう話を いい加減書かなきゃならない現実は重々承知しているが(涙) 大好きな江戸時代貧乏長屋は外せない。 あと、私の大好きなタブラトゥーラの音楽が映画のBGMに 使われているので、それも気になっていた。中東あたりの エキゾチックな音楽だと常々思っていたので、どう江戸時代に マッチさせるのか興味津々だ。 レディースデーだけど昼間なので全然人の居ない映画館で ゆったり見れた。話は、父親を殺された武家の長男が仇討ちの ために貧乏長屋に暮らして仇を探すうち、その長屋の住民達と 仲良くなっていく…と言ったもの。武士と言っても実は剣も 弱いし人も殺したくないで悩む主人公が、長屋の美人未亡人と ちょっぴりいい仲になっちゃうあたりめ○ん一刻みたいだ。 ちょっとズル賢かったりしたたかだったり、でも基本は善良で 人間が温かい風景に心和むカンジが良かった。…そうそう、 仇討ちってやり遂げれば国では英雄扱いされるけど、果たせる まで実家帰れないし仕送りする家族も大変なんだよねぇ、と 最近「剣客商売」20冊読破したばかりの私にはタイムリーな 話題満載だった。江戸時代の町人文化ってやっぱたまんない。 タブラトゥーラの音楽も、軽妙なカンジが話をコミカルに 仕上げられててとてもマッチしていた。これを時代映画に 採用出来ちゃうなんてさすがプロだなぁ。 是枝マニアの友達に言わせると、この作品は「是枝監督に してはコメディにしようと無理しているからイマイチ」な 作品らしいが、私的には江戸時代の仇討ちと貧乏長屋が見れて 満足だった。登場人物達があまり無理をせずとも生きていける っていう優しさがあって、ほのぼのとあったかかったし。 しかしまぁ、「誰も知らない」のような底力的ガンバリが 見えないのは確か。…普通の人にはあまり印象に残らないかも。 是枝監督という人は、台本を書かないで役者の裁量に任せて 演技をさせる変わったスタイルの監督らしいが、今回は配給元も しっかりお金出してくれてセットも充実、キッチリ台本を書いて 作った作品らしく、彼女的にはそのへんも気に入らなかった らしい。商業的過ぎってことかな? ところで主人公役の岡田君好きの同僚に頼まれてパンフを 買ったので見させてもらったのだが、一つ気になる点があった。 映画の中でヒロインの未亡人の子供がよく出てくるのだが、 パンフの中で是枝監督がその子とすんごい笑顔で演技指導 しているカットがあるのだ。私が腐女子だからかもしれないが どうもそこだけ尋常じゃないと思った。
そういや「だれも知らない」も子供が主役の作品だったし、 是枝監督ってかなり子供好き…?(結論はソコか)
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