日常喜劇

2006年06月28日(水) 実は少年好き?


先週の上海からこっち、日曜の鼠海王国まで休み無しで
遊び続けている。さすがに疲れているだろうとあらかじめ
今日の午後休みを取っておいたのは我ながらエライと
思うのだが、休みなら休みで出かけようとしてしまう
自分まではさすがに見抜けなった。アホや。
…ということで、けっこうへろへろなくせに仕事を半日で
終わらせた午後映画を見に来てしまった。だって今日は
レディースデーだし!上映終わりそうだし!
見に行ったのはずっと気になっていた「はなよりもなほ」
「誰も知らない」で一躍有名になった是枝監督の作品で
ある。是枝監督に関しては、好き過ぎて監督が教授をして
いる専門学校まで行ってしまった友人が居るので、この
作品についてもあれこれ聞いていてちょっと興味があった。
何より私の大好きな江戸時代の貧乏長屋が舞台だし…!
平安時代末期の貴族社会の中で妖怪がどうしたとかいう話を
いい加減書かなきゃならない現実は重々承知しているが(涙)
大好きな江戸時代貧乏長屋は外せない。
あと、私の大好きなタブラトゥーラの音楽が映画のBGMに
使われているので、それも気になっていた。中東あたりの
エキゾチックな音楽だと常々思っていたので、どう江戸時代に
マッチさせるのか興味津々だ。
レディースデーだけど昼間なので全然人の居ない映画館で
ゆったり見れた。話は、父親を殺された武家の長男が仇討ちの
ために貧乏長屋に暮らして仇を探すうち、その長屋の住民達と
仲良くなっていく…と言ったもの。武士と言っても実は剣も
弱いし人も殺したくないで悩む主人公が、長屋の美人未亡人と
ちょっぴりいい仲になっちゃうあたりめ○ん一刻みたいだ。
ちょっとズル賢かったりしたたかだったり、でも基本は善良で
人間が温かい風景に心和むカンジが良かった。…そうそう、
仇討ちってやり遂げれば国では英雄扱いされるけど、果たせる
まで実家帰れないし仕送りする家族も大変なんだよねぇ、と
最近「剣客商売」20冊読破したばかりの私にはタイムリーな
話題満載だった。江戸時代の町人文化ってやっぱたまんない。
タブラトゥーラの音楽も、軽妙なカンジが話をコミカルに
仕上げられててとてもマッチしていた。これを時代映画に
採用出来ちゃうなんてさすがプロだなぁ。
是枝マニアの友達に言わせると、この作品は「是枝監督に
してはコメディにしようと無理しているからイマイチ」な
作品らしいが、私的には江戸時代の仇討ちと貧乏長屋が見れて
満足だった。登場人物達があまり無理をせずとも生きていける
っていう優しさがあって、ほのぼのとあったかかったし。
しかしまぁ、「誰も知らない」のような底力的ガンバリが
見えないのは確か。…普通の人にはあまり印象に残らないかも。
是枝監督という人は、台本を書かないで役者の裁量に任せて
演技をさせる変わったスタイルの監督らしいが、今回は配給元も
しっかりお金出してくれてセットも充実、キッチリ台本を書いて
作った作品らしく、彼女的にはそのへんも気に入らなかった
らしい。商業的過ぎってことかな?
ところで主人公役の岡田君好きの同僚に頼まれてパンフを
買ったので見させてもらったのだが、一つ気になる点があった。
映画の中でヒロインの未亡人の子供がよく出てくるのだが、
パンフの中で是枝監督がその子とすんごい笑顔で演技指導
しているカットがあるのだ。私が腐女子だからかもしれないが
どうもそこだけ尋常じゃないと思った。

そういや「だれも知らない」も子供が主役の作品だったし、
是枝監督ってかなり子供好き…?(結論はソコか)


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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