今度は畑山博という人の書いた真田幸村小説を読んだ。 今の真田一色の頭では、色々な人の書く真田本を読みたい 気分でいっぱいなのだ(同人誌も無さそうだし・泣) しかし、ガッカリだった。 いや、ガッカリを通り越してムカムカだった。
何しろこの作者、幸村が30代中盤から14年間幽閉されて いた場面をクローズアップさせて、恨み言を延々つらつら 言っているのだ。なんなのこの女々しい態度は! あとがきにも「男として一番油の乗り切った時期を 上からの圧力で封じられる理不尽さを、自分の周囲でも 嫌というほど見てきた」と言っていたから、そこが主題に 違いない。この勇将にそんな女々しい主題納得いかん! そして何より許せなかったのは、真田太平記ではあんなに 敬い慕っていた兄を「最も見下すべき相手」とか言い やがっている点だ。そこが最大の魅力なのに何ヌカす!? 作者の主張では、第二次上田合戦の時、敵対してしまった 親子が力を合わせて徳川を迎え撃てばもっとよい方向に 行っていたはず、みたいな。 違う、違うのよ!そこは皆で納得して敵対したじゃないか! 今更何みみっちい恨み言かましてるのよ!?(身もだえ) 案の定、話にはサッパリ兄のことが出てこなくて ガッカリも増したしああもうサイアク。 なんとか最後まで読みきったけど、作者によって こんなに人物像が違うとは大層な驚きだった。
…が、しかしこのまま終わらないのが腐女子だ。 「最初は仲違いとか周囲に言われて嫌いあっていた 兄弟が、いざお互い会ってもみると仲良くなってしまった」 みたいな話よくない!? 王道じゃない!? とすっかり一人で大フィーバーしてしまった点だ。 あとで仲良くなると解れば最初の仲違いも微笑ましくて モエだし、ああぁあもうそんな太平記話ないかしら?!
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