日常喜劇

2006年04月12日(水) ムード台無し


真田熱が冷めやらぬまま、今度は池波先生以外の
幸村本を読むことにした。本命は真田信之(兄)の
方だが、兄が主役の本なんてあり得ないので弟が
主役で我慢することにする。
で、読み始めたのが津本陽の「真田忍侠記」。
真田さん一家が出てくればなんでも嬉しい私は
とっても楽しく読み始めた…のだが。
この話は池波小説では出てこなかった
猿飛佐助や霧隠才蔵など十勇士が出てくるのは
けっこうなのだが、どんなステキな男も同様に

「さようでごわす」
「そうだっちゃあ」
「〜だらに」

等、どこに住み暮らしている人でも方言丸出し。
家康だって信長だって、どんな権謀術数駆使して
知恵を働かせた頭脳派だって方言なのだ。
それだけで既に腐女子としてのパワーの半分を
奪われた気分だったが、さらに後半になってくると
死に臨んだ大阪・夏の陣で

「花と散りてぇだんべ」

とか言い出して、せっかくの泣き場も一気に脱力感で
いっぱいに。こんな最高潮に脱力してる場合じゃない
でしょ自分!と叱咤しても、まるでそばにいる父の
ようなような聞いたことある方言を出されては
一気に地元百姓感丸出しに。

…ああ、もしかして私は一番最初に池波先生という
戦国モノの最高峰を読んでしまったのではないかしら。
たとえるならば田中芳樹の創竜伝を文庫(クラ●プ)の
挿絵の愛らしいイメージでBLネタを固定させたところに
新書(天●喜孝)のスタイリッシュなBLとは程遠い絵で
イメージを一変させられ、最後にOVAのなんとも
言えないしょっぱい絵で当初のイメージを忘却させられて
しまうような…(私はまさにこのパターンでした。しかし
この世にほとんど知られていないOVAのオープニング
ソングが、いまだに車を運転する時の欠かせないBGMに
なっているあたり、なかなかあなどれない)

もううかつに真田関係読まない方がいいのかしら…


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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