私には左手の親指という弱点がある。 たまに、突然寒くなったりすると、この左の親指の爪が 痛むのだ。うずくと言ってもいい。これがけっこう痛い。 顔が普通のまま保てないくらいには痛い。 今日、不幸なことにこの親指をドアに挟んでしまった。 元々弱い部分を傷つけてしまったのだ、痛い、というか 弱点ピンポイントだったので気持ち悪かった。 なんというか、この痛みは寂しい痛さだ。 痛みの程度を医者にうまく説明するには比喩がいいと 思うのだが、引きこもってしくしく泣き出したい痛さと 言えば解ってもらえるかどうか。あと一個で完成する はずだったドミノを完成間近に自分で倒してしまったとか、 忘れ物のせいで遅刻したのに実はカバンに入ってて 忘れていなかったと気付いた時の寂しさというか…。 しばらく痛みというよりなんか切なさにうちひしがれて いた。たかが親指がどうしたというのだろう。 やっぱ前世の因縁だろうか…(なんの前世だ)
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