日常喜劇

2005年03月13日(日) 大飛散


再三言っているがうちは田舎である。本当に山が近い。
昼間、父が自慢げに「山火事かと思ったら花粉が煙みてぇに
飛ぶのが見えるんだよ」とものすごく楽しそうに言うので、
いつものごとくフカシかと思った。父は、嘘を言うつもりが
なくても勘違いで嘘を言うことがよくあるからだ。
が、夕方外でふと山の方を見た私は絶句した。
山間から黄色っぽい煙みたいなものが立ち上っているのだ。
煙じゃないことは、その煙っぽいものが動くのがひどく
遅いので違うということが解る。しかも黄ばんでるし。
あれが花粉かぁ…!
確かに父が興奮して知らせたがるのも解る、なかなかの
絶景だった。まさに現代を象徴しているようだ。なので
私も早速家に入って花粉症に苦しむ母に「凄いよ花粉!」と
言うと、最初はイヤそうにしていた母も重い腰を上げて
重装備で外に出て山を眺め始めたではないか。残念なことに
母が見始めた頃にちょうどさっきの黄煙は消えてしまって
いたんだけど、辛抱強く待っていたらまた立ち上ったらしく
見れてまんざらじゃなさそうだった。「あそこに放火しに
行こうかなぁ」とつぶやく母に「まずあそこまでたどり着く
のがしんどいから止めときなよ」と止めておいた。私だって
花粉症じゃないが、あんな遠目にも花粉が立ち上るのが
見えるような場所行きたくない。細木先生曰く花粉症になる
人は目上の人を敬わない人らしいから、年上大好きな私は
まず大丈夫だろうが、だからってあんな場所はイヤだ。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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