日常喜劇

2005年01月12日(水) 温かみのない家族


大阪帰りの新幹線内でNINAさんと話していたのだが、
私達は案外似たところが多い。たとえば自分の体に
無関心な点。女の子なら周期を知ってて当たり前なのに、
私もNINAさんも「そういや最近来てないような…」と
思った頃やってくるのが周期、みたいに極めてアバウト。
お腹の調子が悪くなってもソレが原因だとは思わず
「昨日食べ過ぎたっけ?」とか反省しているうちに
アレがやってきて「ああそうかアレのせいか」と
気付いてみたり。風邪をひいても自分で風邪とは
なかなか認めない。「病は気から」を実践しているのだ。
そんな自分達がベースなので、家族などの近しい人が
「どうも風邪ひいたみたいな気がする」と言うと途端に
冷淡になる。なんだその「みたいな気がする」って。
はっきり「ひいた」と言えば「大丈夫?」と返すのに
いかにも心配して欲しげな「気がする」って言い回しが
気に食わん!ということで、私とNINAさんは誰かが
「どうも風邪ひいたみたいな気がする」と言っても
間違いなく「へぇ」とか「寝れば」とかで終わる。
看病なんてもってのほかだ。…しかしなぜこんな
ムキになって心配してやらない程優しくないんだろう。
二人して首をかしげたのだが、ようやく原因に思い至った。
生まれ育った家族が優しくないのだ。
特にうちの母親、私が「風邪ひいた」などと言おうものなら
「だから早く寝ろって言ったのに!」等まず攻めから入る。
とことん攻めて、こっちが「言った私がバカだった…」と
やくざれて自力で治すからいいモン、とヒネクレてから
「看病しようか?」ともちかけてくるのでこちらは
すっかりヒネてそっぽを向く状態。どうやらNINAさんも
似たような環境に育ったので、人に「どうも風邪ひいた
ような気がする」とか曖昧に言われるのは我慢がならない
らしい。そうか納得。別に無理して優しくする必要ないよ、
イイ年して甘えてるんだもん見苦しい(いいのかそれで)

ところで、帰って来たら父が風邪をひいていた。
そんな家庭に育った私は母と二人で父から一斉に距離を取る。
「ちょっとこっち向いて咳しないでよ!」
「口入れた箸を鍋に入れないでちょうだい!」
「今忙しい時期なんだから染したら承知しないからね!」
等、その発言には容赦なく「大丈夫?」の一言もない。
我が家の家訓は「風邪は自力で治せ」らしい。
それが普通なんだから、思えば冷めた間柄だ。
でも、あの楽天家の父が特に落ち込んでないのだから
多分うまく行っているんだろう。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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