日常喜劇

2005年01月05日(水) 竜の封印


西風隆介(ならい りゅうすけ)の「竜の封印」シリーズが面白い!
…て話したっけか?(忘れてるし)
ようやくシリーズ読破しました。最後は意外にも
作者によるキャラ達の対談みたいな軽い本だったけど、
自分では読み解けなかった裏まで解って満足の一冊だった。
というか、本編がまず面白い。
話は、大学で認知臨床心理学という一応文系の研究を
している助手の40才前の男性が一方の主人公。彼は
「脳は目に見えない情報を流している」という持論の
もと、インチキなオカルトを看破しまくっている。
彼の説によると「母と子などの近い関係の脳は繋がり
やすく、母が話していない過去を子供が知っている
不思議な話がテレビ番組などであるが、これは母の脳が
子供と繋がって無意識に情報をやりとりしていたから」
らしい。こんな私の又伝えじゃ解りづらいだろうから
是非本編を読んで欲しい(笑)のだが、ホント読むと
ナルホドと納得できる。京極本バリの丁寧な説明文は
解りやすく興味深い内容だからとても読みやすい。
一方もう一人の主人公は、神代の時代から一つ目の
神様を代々その身に受け継いでいるという竜の化身の
高校生の少年。これぞホンモノの生きるオカルトで、
各界の実力者達が彼を支持する氏子になっていて、
その存在は公にされていない。なぜって本物だから。
彼はその古代日本の神様の化身で、人の記憶が読める。
失せモノがすぐ見つかる。なぜなら人の脳が持っている
情報を読めるからなのだ(あれ密も…?^^)
普通、オカルトならオカルトで竜の化身が主人公なら
その不思議を解明しようなんてしない話が多いのに、
この「竜の封印」シリーズは科学とオカルトを真っ向から
勝負させて、見事にこのオカルトを「認知神経心理学」で
説明しているのだ。多分、作者の持論なんだろうけど、
奥深くて説得力があって信じたくなる。
この助手の年の離れた妹は、竜の化身の男の子の同級生で
お友達だ。第一話で彼女が殺人犯と疑われるのだが、二人は
見事に共闘して、オカルトとサイエンスの力で彼女の無実を
晴らす。これがまぁ面白い。どんな推理小説でもこんな
謎解きみたことない。目新しいモノ好きな人なら絶対
オススメだ。読書好きな人にもオススメ。ラストなんて
このヒロインが「異世界にもう一人いて、そっちの彼女と
入れ替わってしまった」というパラレルワールドまで出て
来ているのに、ファンタジーに逃げることなく見事に現実の
話として完結させている。話がちょっとマニアック過ぎるので
「読書はベストセラーしか読まないワ」という人には難解かも
しれない。そういうのにありがちな、愛とか男女とか結婚とかに
ついて全然語ってないから(笑)でもこんなマニアックに続く
サイトのマニアックに続く日記を覗きに来続けてくれる人なら
素質あると思うの!(失礼な言い草ですみません感謝してますっ)
絶対面白いからオススメなんだよ〜!相手が読書好きと聞くと、
私がまず一番にオススメする本がコレですv


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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