日常喜劇

2004年12月26日(日) 上野で第九


私の年末恒例行事になっている第九を聞きに行ってきた。
毎年N響とか読売とか日本の楽団ばっかりだったんだけど、
今年はロシアのレニングラード国立歌劇交響楽団。合奏者より
場所を重視する私としては、人より場所がポイントだったんだ
けども。場所は上野の文化会館。夏に妖怪狂言を見に行った
場所なんだけど、歌を聴きに行くのは初めてで楽しみにしていた。
だってS席いちまんえんもするチケットなんだもの!(><)
クラシックは高いが第九は比較的安い。一万超える物は滅多に
ない。しかも大衆受けしているので安い席から埋まっていく。
12月過ぎてギリギリにチケットを取った私は、選択肢もないうえ
上野の文化会館というロケーションの魅惑に負けて大枚はたいて
しまった。いっしょに行った連れは泣いていたけど、私も心中では
ちょっぴり泣いていた。最近お互い気持ち貧乏なのだ(涙)
だがしかし!だからこそ期待も高まるというもの。
26日だしクリスマス後だからプレゼントでも買って行こうと早めに
出た私は、いつもと違う路線を使った結果、10分遅刻して買い物も
出来ないありさま(汗)しかも連れは明らかにプレゼントの小袋を
持っている!ああ、それ私にっスか?そんなこと聞けないけど、
夕ご飯までいっしょに食べて帰るんだから私によね?(汗)
いつ彼女の目を盗んで買いに行こうか…そんなことばかり考えつつ、
席についた。ちなみに私はクラシックを聞く時、大した耳を持って
いる訳じゃないので一回中央席より高い端席を好む。だが今回は
空きもなかったことで、2階中央2列目と大層なロケーション。
思った以上に舞台は遠かったが一望出来る良い席だ。
早速演奏会開始。いちまんえんも取ったからか、第九だけでなく
先に小作品を5曲30分ほど演奏して休憩に入った。スゴーイ、
第九以外にこんなにやってくれる第九演奏会初めてだー。
休憩が20分あったので、プレゼントが買えないものかとちょっと
外へ出てみたのだが、周囲は博物館と公園ばかりでプレゼントに
なりそうな物を売っているお店はない。諦めて帰ってきて、
第九を聞くことに集中した。
ところで第九、このいい加減な私の耳にも違うと解るほどはっきりと、
日本の奏者とは違う。第一出出しが聞こえない(おいおい)曖昧に
始まってだんだん盛り上がっていくのだ。そしてティンパニーが
おかしい(笑)打楽器は目立つ、ティンパニーはかなり目立つ。
その彼がおかしいのだ。弾き方絶対ヘン。左腕が下がり気味で
おかしな拍取りの揺れがドラム奏者っぽい。駄目だ、目線が
そっちにばかり行ってしまう!弦もちぃーっとも音が目立たないし。
合唱は300人近い大コーラスで素晴らしかったが、ロシアから来た
らしいソリストがやっぱりおかしかった。服がフランク過ぎることと、
バスのおじさんは明らかに自分の出番以外くつろいでいた。むしろ
寝て見えた。外人ソリストはなんか皆そんなカンジするよなー。
多少は緊張しようよ(焦)ラストになってようやく盛り上がって
見えた第九だったが、まぁ良かったんじゃなかろうか。外人の
演奏っつーのも初めてだし。後ろのおじさんはやたら感動して
ブラヴォーを連呼していたのも、やはり外人集団ぽいし。
終わった後、喉が渇いたので喫茶店に行こうという話になり、
しばらく歩いた結果、上野らしい昔ながらの喫茶店に入った。
ここで、ちょっとリッチにウィンナコーヒーを頼む。気持ちが
少々リッチな時はこれに限るv
で、注文したのを見計らって「10分席外していい?」と頼んで
プレゼントを買いに走った。隣に丸○があったから、そこの一階で
アクセサリーでも買おう。走りこんだ丸○はクリスマスが終わったと
いうのに大層混雑していて、品物を見るのも一苦労。包んでもらう
時間を考えると、あまりチョイスいしている時間がない。焦って
あちこち歩いていたら、とある店に、既に小さな袋に入った品が
置かれていた。お、これなら時間がかからない。店員さんに
「これはもう包んであるんですか?」と聞いたところ「福袋なん
です」とのお答えが。福袋!実は買ったことがないんだけど、
お得なのは知っている。福袋に入ってるくらいだから、
売れ残りでもノーマルで無難なシルバーあたりだろうと見当を
つけ、包んであるしお得だしこれならいいかと早速購入した。
走って喫茶店に戻る。どんな物が入ってるか解らないけど
喜んでくれるといいなv
しかし、喫茶店に戻った私の目の前で、なぜか彼女が

自分で持ってきたプレゼントの
包みを開けてるし!

私宛てじゃなかったのかそれ!
しかも開けているということは自分がもらった物で、
だがしかしなぜ今開けてるんだ??
なにげなさを装って「それ何?」と聞いたら「好きじゃない人から
もらった」とのお答えが。「要らないって言ったんだけど
もらわされたから、手元に置きたくないし質に売ろうかと思って」
「私の友達がついに悪女に…!」
最初は本気で焦ったが、まぁ話を聞いているうちに彼女の気持ちも
解ったし、付き合いも長いから最後には「高く売れるといいね」で
落ち着いた。ところで私へのプレゼントは…?なんだか怖い
予感に囚われ、それとなく話を振ってみた。
「昨日友達と飲み会あったんだけどね、皆クリスマスプレゼント
用意してくれてたのに私だけ何も用意してなくて困っちゃったよ〜」
オフ飲み会の話である。すると彼女も
「私もそういうの全然用意する性格じゃないから今日、
牛良が用意してたらどうしようって思っちゃった


ビンゴォー!(−□−;)

にこやかに答える彼女に罪はない。長い付き合いなのに
気づかなかった私が悪い。こっそりバッグの中に忍ばせた
プレゼントは、こっそりお持ち帰りになることにした。
その後は、彼女の友達で「奥さんが育児ノイローゼで自殺
しちゃったバツイチ男と付き合ってる友達をどう諦めさせたら
いいか」の討論で盛り上がったりして喫茶店を後にした。
そして年末の賑わいで込み合うアメ横を歩き、質屋に入って
鑑定してもらったりして夕ご飯に駅高架下の中華料理屋に入った。
アメ横歩いてるうちに、先日行った台湾の夜一を思い出して
中華にしようという話になったからだ。
駅付近の高架下の小さな中華屋なんて味期待してなかったんだけど、
本場中華職人が作っているらしくおいしい料理のオンパレードに
すっかり感動。台湾で食べた小龍包以来のおいしい小龍包を
食べられて感激だった。
そこのカウンター席で先日母と行った伊豆下田の話をしたら、
なんと彼女は学生時代そのへんでリゾートバイトをしていたらしく、
話が盛り上がった。私が「どうしてあんな南の端の観光地が
あんなにカッコよく整備されてるんだろう?」と聞いたところ
「あの辺は夏になると海目当ての観光客が殺到して、特に若者の
溜まり場になるの。しかも女の子を男が複数で山に連れ込んじゃう
話がよくあるくらいの無法地帯なの。夏は危険だよー」とのお答え。
下田ったら実はデンジャラス!
いや〜あんな果ての果てもう当分行かないだろうけど、夏場は
なおさら行くのよそうっと。しかし下田がお洒落な理由が
解明できて良かったわ。
良い物を聴いて良い物を食べて、満足して帰ってきた。
ところで、うちでさっきの福袋を自分用と諦めて開いてみたら、
けっこうスゴかった。たかが2000円しか払ってないのに、中身が
ネックレス2本、ネックレスとおそろいのブレスレット1本、
イヤリング1個。総額10000円以上だよスゴ〜い。
しかし値札タグ付き!福袋って皆値札付いてるものなのかな?
渡さなくてホント良かった!(滝汗)
ってことで、今日はささやかな驚きに満ちた一日でした。
福袋、また今度買ってみようかなv


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