日常喜劇

2004年08月01日(日) 4年に一度の祭典


4年に一度と言っても何もオリンピックばかりではない。
この4年間心待ちにした、4年に一度の祭典が今日
行われた。町の伝統的な祭事雨乞行事である。
この雨乞行事のために、7/17日に神社で龍を作って、
本日の朝最後の飾りつけをして本番、なんと全長36メートル
3トンにもなる、藁と竹で作られた巨大龍はダテじゃない。
300人の熱い男達によって町中を練り歩き、最後に雷電池で
雨乞するというのだからなんとも楽しそうだ。
てことで、民俗系ダチと連れ立って見に行ってきた。
出発地点の白髭神社に行く前に、市役所で雨乞に関する
展示をしているというので、まずそちらに行って
参考文献を見る。役場なのに、巨大な龍の顔の、大きく
開けた口を入り口にしたハリボテなんて作っちゃって
かなりの力作である。そこで、けっこうしっかり調べてある
全国の雨乞の展示なんかを見て勉強になったところで
神社へ移動。ちょうど午後1時の出発したばかりの龍に
道路で出くわした。思った以上にデカい…!
ここから近くのお寺へ行って祈祷して、またこの神社に
戻ってくるコースらしいので、ここで1時間帰りを待つ
ことにした。今日はとにかく快晴で、ひたすら暑いし。
待ってる間に、こないだも一度参拝した神社内に入り、
時間が余ったので近くのコンビニでアイスを買う。
龍の帰り道に陣取ってる取材陣を見つけ、じゃあ
いっしょに待とうということになって座り込んだ。
日差しは殺人的だけど日陰は風も涼しくて気持ちいい。
ほとんど通行禁止と化した道路の段差に座り込んで
龍を待つこと20分、ようやく到着した龍は、先導の
おじさん達のガードもあいまってなかなか近づけない。
それでも、カメラ小僧達に交じってなんとか写真を撮って
しばらく龍といっしょに移動した。かなりの大混雑だ。
ところでこの龍、手足がない代わりに尻尾に剣をぶら下げて
いる。あまりにも可愛かったので剣だけ撮った。
混雑と日差しを避け、先回りして雷電池に向った。
ここもまぁ、一見普通の池なのにいい名前だ。
なんでも昔、ここに龍が住んでたんだけど、住み心地が
悪くなったので群馬の方へ行ってしまったらしい。
その、龍が飛んで行ってしまった群馬の神社へ昨日
神主さんが行ってお参りして水をもらってきたらしい。
その水を雷電池に入れて、祈祷して、龍を入れて
雨乞すると効果覿面だとか。こちらも大混雑の池へ行き、
なんとか二人分のスペースを見つけて座り込んだ。
遅く来たというのになぜか最前列、でもめっちゃ
太陽の真向かいでまぶしいし暑いし焼ける〜〜(><)
そこでじっと龍の到着を待つこと1時間。
先触れが来て拍手が沸き起こってから更に30分程
待った後、ようやく龍の入水が始まった。
何しろ横長3トンの龍なので、階段を下りるのは
めちゃ難しい。でも熱い男達のたぎる筋肉によって
無事池に入った龍は、そのまま池の中を3周。
3周と一言に言っても重いし大きいので動かしてる
方はとても大変そうだ。野太い号令が行き交う行き交う。
どうやら龍がのたうつ様を表現しているらしいのだが、
確かに龍だけ見ていれば胴体を曲げるのさえ難しそうな
大きさなのだから素晴らしい躍動感。それを、直射日光を
浴び子供たちに攻撃されながらも最前列で見られるのだから
幸せというものだ。そのうち、3周し終わった龍は一度
大きく身をよじり、その後一斉に男達に寄って破壊された。
それが昇天にあたるらしい。しかしいきなり龍に馬乗りに
なって耳やら鼻やら宝珠やらひったくる様はなかなか
スゴかった。そういう部分を持ち帰るとご利益があるらしい。
私も早速、龍の皮に使われていた笹の葉をもらってきた。
ご利益あるといいなv
最後、帰る時にずっとお尻の剣(まんま尻剣というらしい)を
持っていたおじさんが居たので、勇気を出してなぜ尻に剣なのか
聞いてみた。そしたらちゃんといわくがあって、この剣は
ヤマタノオロチの4番目の首を切り落とした時に出てきた
剣で、龍がこれで池の水を叩くと雨が降るらしい。
なるほど聞いてよかった。
暑くてしんどかったけど、最後までちゃんと見れて
大満足だった。後は、毎年時間差があるらしい(笑)けど
雨が降ればいうことなしだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加