帰って来て8時過ぎにご飯を食べていたら珍しいことに父も いっしょにご飯を食べ始めた。うちの父は文部科学省に推薦しても 恥かしくないくらい規則正しい生活を送っている(時間だけは) 朝6時に起きて7時に朝食、12時に昼食、昼寝の後6時に夕食、 10時半就寝と、本当に型にハマっているのだ。しかもこらえ性が ないから、時間をズラすとお腹がすいた眠いと不平をもらして やかましいことこの上ない。だからこれらの時間がズレることは 決してなく、半分DNAはもらっているはずなのだが 私にはとてもマネできない生活スタイルだ。 そんな父が8時過ぎに夕食を食べるなんて本当に珍しくて、 いっしょにご飯を食べた。そしたら昼間子供を連れて遊びに 来ていた姉がケーキを買って来ていて、父と私の分の2コが 残っていた。緑色の創作ケーキと、メロンのショートケーキ。 どちらもおいしそうだが、私に選択肢がないのは解っていた。 父は問答無用にショートケーキが好きで、苺以外のトッピングは 邪道とすら思っているガンコさ。そんな父が明らかに内容が 解らない緑色のケーキに手を伸ばすはずがない。 でもとりあえず、可愛い娘に選択権を譲るかなと1%未満の確率を 期待して聞いてみようとして、…みる前に決着はついていた。 ケーキを見るなり父の反応は早かった。 「お、父ちゃんこっちって言ったよな」 そんな話してません。 いきなり初対面のケーキに対して悪どい独占欲を見せる父に対し、 わざと不満げに「え〜?」とか言ってみせる。ホントはどっちでも いいんだけど父の反応が見たかったのだ。すると案の定ムキになる父。
「いやこっち。もうツバつけちゃったもんね〜」
とか言ってショートケーキを手元に引き寄せる父。 あまりの幼稚さに唖然とする私。もう呆れてしまって勝負にならない。
…つかさ、子供じゃないんだからそういうのやめようよ(涙)
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