母がとなる重病で入院していて、今日が手術日だった。 朝8時までに病院集合ということで、朝5時に起きて 父と病院へ向う。途中で叔母にも会って、三人で病院へ。 手術は9時半から始まって、それまで家族は待合室でずっと 待機との話、3時間半の予定なので、待合室にあった本を 読んでいた。確かに手術は一大事だけど、この叔母も似たような 手術をして今元気にしているし、遺伝的にうちの血族はこうなって しまうので私も20年後は危ういし、仕方ないって見方もあって、 3時間半祈り続けるってほど深刻ではなかった。だから3時間半は 読書タイムにあてた。待合室の本はハードカバーの経済論から 少女小説やマンガまでいろんな種類があって、ジャンルバラバラ。 その中で、私は読みやすそうなハードカバー本を手にとった。 「スパゲティ・ジャンクション」というタイトルで、全く予断なく 読んでみたのだが、中身は私の趣味に激しく反していた。 イギリスに単身絵の勉強に行った妻子持ちの男が、現地でイギリス人と 不倫してしまい、うじうじと苦悩した末彼女と別れるまでの話。 うっわ一番苦手でどうでもいいジャンルだよ!(滝汗) ただ内容があまりないので読みやすくて疲れはしなかったけど、 後に「ああ、読んじゃったーーー…」と、よく解らない感慨しか 残らない内容スカスカの本。こんなんで1400円もぼったくるなんて デフレでも許せない。ああ紙がもったいない…。 で、やっぱりガッカリしたので反動で次に手に取った本は 「日本経済の黒幕の歴史」とかいう重暗い経済本。渋沢翁から 始まった黒幕の系図がずーっと連なってて、不本意に不倫小説を 読んでしまった後味の悪さを払拭するのにちょうど良いテイストだった。 そんなことしてるうちに手術が無事終了して、医者に呼ばれて 摘出した部分を見せられて説明されて、でもよく理解できなくて 「レバーっぽい」とはさすがに不謹慎なので誰にも言えないまま、 病室で落ち着いた母と面会してきた。無事で良かった。 帰り道に姉にケータイで連絡したんだけど、なんだかお互い ものすごく内容のないやりとりなのに長々と話し合ってて、 なぜかお互い切ろうとしないのにちょっと胸がしびれた。 こういう時、血が繋がってるってこういうことなのかな、と思う。
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