コトノハ、ヒトヒラ

2008年03月12日(水)

【雨】

どしゃぶりの雨になればいい
世界の全てを覆い隠すような
そんな雨が降ればいい

僕はきっとそれを
とても安らいだ気持ちで眺めるだろう
小さな箱の、小さな窓から
たった一人ぼっちで
そっと眺めるだろう

おかしいね
孤独を選んだのは僕なのに
寂しいと
誰かと笑いたいと
願ってしまうなんて

皆と笑い合えた日々が
懐かしくて
愛おしいんだ

雨が降ればいい
こんなバカで愚かな願いを
流してしまうほどの

土砂降りの、雨が

　

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