新世紀余話
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あの羊のドリーをつくった科学者がヒューマン・クローニングは危険と警告。 動物実験で産み出されたクローンがすべて、異常をきたしたからとのこと。 なるほど、なるほど。 ま、それもいいでしょ。
現状のクローン技術はまさしく実験段階そのもので、たとえれば、大きな翼をつけて崖から飛び立とうとする水準。 航空技術の進歩がそうだったように、失敗に失敗を重ね、理想は実現していくものです。
いまは成功の望みが失われたからといって、挫けてはいけません。 いずれ、本当に理にかなったクローニングの手法が確立されるでしょうし、また、そうなることが望ましいのです。
今回の発表を受け、反対派は鬼の首でも取った気かもしれませんが、彼らの反応に論理的なところなどなく、まるで中世の人々が「やはり人間が空を飛んだら、天の神の怒りに触れるのだ」と結論付けたがるのとおなじに思えます。
ここで、「未来予測講座」冒頭の名言を再び。 「とにかく希望が持てるのは、専門家たちが行き詰まってるってことでしょう。権威筋が『不可能』と太鼓判を押した直後には必ず、素晴らしい発見や発明がもたらされます。それも若手の研究者かまったくの素人によって」
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