新世紀余話
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2000年09月09日(土) |
やりたくてたまらない |
小津安二郎の名は、大クロサワ以上に、日本映画のシンボルとして知れ渡ってますよね。 あの人の映画って、いかにも、白井佳男が大絶賛、それからタモリが酷評しそうな雰囲気でしょう? そこで、思うんですが。 「十三日の金曜日」みたいに超スプラッタなのを、小津映画のスタイルで演出したらどんなものかと。 殺しの場面でも、カメラはじっと据えたまま、被害者と加害者との対面的な切り返しを多用して描く。人物の会話も、あの原節子や笠智衆の語り口そのもの。
「お父様、お隣りで殺しが」 「そんな金属棒、振り回すんじゃない。危ない、危ないよう」
みたいな感じでね(笑)。 笑える仕上がりになるだろうな。 世界に通用するパロディの傑作にできるかもしれません。 ぼくはそういうの、やりたくてたまらない。 コケるだろうけど。
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