旦~   日々新   旦~
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2003年09月06日(土) しみる・・



今日は花月のお稽古日だったんですが、京都で全国大会なこともあり、
午前中は5人集まらなかったので、私は唐物のお稽古を。

気がつけば今年の風炉になってから、唐物やったのは初めてで
予習もしてなかったので不安だったんだけど、なんとかなったかな。
でも草清しちゃったり、奥秘との違いをきっちりまとめておかないと・・・。



5人になってから且座の式を2回しました。

私は最初が東(とう)で、2回目は炭点前。

且座の式は今週頭からずっと電車の中で復習してきたので、
細かいところはまだまだだけど、全体の流れは分かるようになった(^^


でもね〜〜・・・ひとつ覚えると、ひとつ抜けるんだよね・・・(T▲T


今回は何が抜けたのかな〜?(泣)


且座の式は長いから、もうこれだけでヘロヘロ〜

先生は昔、花月を一日で13回やったって言うけど・・・ん無理っ!
もうお稽古始まって6時間、おしまいのご挨拶すると、
ふあぁ〜っと気が抜けて、意識が朦朧としてくるんだよね(笑)


や〜 でも今日も楽しかった♪
『幸せ感』が身体中に染み渡るんだよね〜
そうすると、なんかこうキラキラした粉がかかったみたいな(笑)
細胞も生き生きするって感じ?(わからん)

本当、お茶に出会って良かったな




**



先生の知り合いのご子息が、若くして(37)通勤途中の心筋梗塞で
亡くなった話になり、先生もご主人様(も、お茶の先生だった)を亡くした時、
にわかには実感出来なくて、またそこの戸から「ただいま〜」とか、
向こうの部屋から「お〜い」って呼ばれそうな気がしてしょうがない。

でも、はっと、この先呼ばれることなんか絶対ないことに気がつく・・・。

この悲しみをどうしていいか、どこへぶつけていいか、
これからどうしていいか分からなく半狂乱になりそうになった時、
先生はこう自分に言い聞かせたそうです。


「あの人は今、長期の出張へ行っているんだ・・・」


そう思って悲しみを紛らわせる妻の気持ちに・・・・涙が出ました。
永遠に帰ってくることのない出張



お香は、あの世へ行く者にとって一番嬉しいものなのだそうです。
だからお線香をたむけて送り出す。

お仏壇などでローソクの火を灯すのは、あちらの世界は闇で、
ローソクの明かりがたよりだから。



私は転勤族の核家族で育ってきたから、お仏壇は今まで家にあった
ことがなく身近に感じることがなかったので、道具はただの飾りではなく、
色々意味があるということが分かり、心に沁みました。



これからもっともっとダーリンにやさしくしよう。









来週13回忌のお茶会です。


ぺろ |MAIL

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