2005年05月16日(月) |
大変くだらない上に過去最長じゃないかってくらい長いです |
夫が車を擦りました。 運転はかなり上手い方で今までそんな事なかったのになぁ。
私の父から譲り受けた車なだけにさすがの彼もそれなりに責任を感じたらしく、数日前に神田うのちゃんと美川さんのCMでお馴染みのあの会社に修理を頼んできたという話は聞かされていました。
今日そこの方が車をウチまで持ってきてくれる事になってたんだけど、一昨日くらいに料金の見積もりが出た時点で電話をくれたのが言葉遣いがえらくなってないアンチャンだったんで、私としては、その人が運転して来るのかなぁ、だとしたらちょっとイヤかも・・・って気分だったんですよ。
夕方頃電話が鳴ったので出てみたらば、その時のアンチャンとは明らかに違う声。
「近くまで来てるんですけど、あの、道がいまいちわからないんです・・・」
免許のない私にとってこの手の説明をするのはやや難儀だったりします。 でもどうにかこうにか理解して頂けた様で。
「わかりました、では、すぐ近くまで行ったらまたお電話いたします」
はーい。
ていうかー、この間のアンチャンとは打って変わってなかなか謙虚で感じの良い話し方をするオニイサンじゃないよー。 始めのうちは向こうも腰が引けた感じだったし私もよそよそしかったかもしれないけど、あーだこーだとやりとりしているうちにお互い段々とリラックスしてきたっていうかー。 なーんか付き合いだして間もない彼氏が初めてウチに来る日、みたいじゃないよー。
なんて思いながら二度目の電話を待ちました。
トゥルルルルル・・・ 来た来た。
「あーどうも、先程お電話差し上げた○ーコンビニ倶楽○の者ですが」 「あ、はいはい、、、」
わは、かなり打ち解けてきたね。 さっきよりももっともっと近いわよ、私達の心の距離感。
で、より詳しい説明をしようとしたんだけど、ウチのマンションって入り口が奥まっててわかり辛いんで私が通りに出て案内する事にしました。
ますます本格的に、上に書いたみたいな、初めて彼氏が来るーみたいな、やー全然違うんだけど、でもそういう空気になってきたじゃないよー。
外へ出て待つ事約5分。 夕暮れの少し寂しい空の下、数ヶ月前までは亡き父の愛車だった中高年仕様のツートンのセダンがこちらへ向かって滑る様に走って来ました。
来た来た来た。 来たわよー。(美川風)
どんな人だろう。 声の感じからいって太った人ではなさそうだな。 少し大人しめの、んー、どっちかっていったら地味目かな。 髪は黒って気がする・・・イノッチ・・・うん、イノッチ系とみたわ。 ・・・てか、あちらも似た様な事考えてたりしてな。 にゃはははは!
車が止まりました。 窓が開きました。
黒髪じゃなく茶髪でした。 イノッチでもなかった。
あのですねー、予想以上に端整な面持ちの方だったんですよこれがー。 端整というか美系といってもいいくらいねー。 あ、別に美系が好みってわけでもないんだけどー。 ハナワとか須藤元気さんとか、ああいうモンゴリアンなタイプも好きだしー。 いちいち語尾伸ばして申し訳ありません。
えっと、白目がちな藤木直人。かな。 ・・・・・・あり? 私藤木さん嫌いじゃなかったっけか・・・?
・・・・・・いーのいーの、この際そんな事どーだって。 紺のツナギ着てるしっ! これ、ワタクシが心の柔らかい所を掴まれるかどうかの重要なポイントあるよ。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃるかどうか解りませんが、彼、明日も来るそうです。 ちょっとドジな所があるのかしらん、ウチの車の中に忘れ物をしていっちゃったのよ。
あーこれだから、人生ってステキ。
何も言うな。
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