今日のおぱんつ

2005年05月01日(日) ・・・

クンには先天性のエナメル形成不全なんとかかんとかっていう、その名の通り生えた時から表面のエナメル質が欠如している奥歯が一本あって、この歯は虫歯になりやすいから要注意だよと健診で言われてたので気になってたんだけど、そこがいよいよどう見てもこれは虫歯でしょうって感じになってきたので先週から歯医者さんへ通わせ始めました。

そこは乳児歯科も兼ねている所で、何とも素敵な助手のお姉さんがいます。
私も昔通ってた事があって知ってるんだけど、南方系のキツそうな美人で、その顔立ちのせいもあるのかもしれないけど、人との接し方が結構ドライというか、悪く言えば少々温かみに欠けるというか。
でもちゃんとツボは押さえてるし処置も丁寧で上手。

先生に診てもらった結果先に書いた歯を含め治療が必要な虫歯が2本あるそうで、初っ端から大々的にドリルで削ったりすると恐怖心を根付かせかねないので初日はとりあえず応急処置的に酷い方の歯にセメントを被せ、次回小さい方の虫歯から順に着手しましょうという事に。

で、セメントを詰めた後そこを固定する為しばらく綿を噛んでいないといけない時があったんだけど、その間口が半開きになってる為にクンの唇がカサカサと乾燥してきて、でもこれは一時的な事だしね、と私はさして気にもとめてなかった。
そしたら例の南方美人のお姉さんがやって来て、「美味しそうな匂いがするでしょ・・・ね・・・チョコレートのニオイだよ・・・」と静かに話しかけながらクンの唇にリップクリームみたいな物を指でのばしてくれました。
その様が、見ていてとても艶かしくて艶っぽかった。

しかもいちいち私に断わったりせず、スッと来て、塗り終わったらスッと去って行っちゃう、その辺のいい意味での素っ気無さっていうか猫っぽさみたいな、そういうのにやられたっていうか、あーこの人は多分中身からしていい女だな、と思いました。

診察が終わって家へ帰る途中クンに「あのお姉さん可愛かったね」と私が言うと、「うん、かなりね」という答えが返ってきました。


子供が異性の子と仲良くしてるとすぐに彼女だとか彼氏だとかっていう目で見るお母さんって多くて、特にピーなんかは女の子の友達が少なくないから「あらピー君○子ちゃんとラブラブだと思ってたのに今度は○美ちゃんと付き合ってるの?」とか、冗談半分なんだろうけどそんな風によく尋ねられたりするんだけど、どうも私はそういう感覚がピンと来ない。

自分の子供時代を振り返っても、確かにクラスの○○君が好きとかいうのは普通にあったけど異性っていう認識は薄かった気がします。
同性の友達とは違う、という程度で。
性的なものを感じるのは、やっぱりそれなりの年齢に達した男の人でした。

5年生くらいの時だったか、合唱部員の私は朝練の為早い時間に登校していた時期があって、丁度その頃校門のそばで工事が行われてて、そこに作業員として来ていた恐らく二十歳前後の日に焼けた背の高い目のギョロッとしたお兄さんが、顔を合わせる度に「おはよっ!」と声をかけてくれたんだけど、今にして思うと彼は相当のフェロモンを放出してるタイプで、幼いなりにそれを肌で感じ取ってしまった私は「は・・はよーございまーす・・・」とかって小声で返すのがやっとだった。

ほぼ毎朝の様に繰り返される様になってきたその「おはよっ!」「は・・はよーございまーす・・・」というギョロ目のお兄さんとのコミニケーションに、私は決して嫌な気持ちを抱いてたわけじゃなく、むしろほのかに嬉しいというかドキドキしてるくらいだったんだけど、彼の男の色気を上手く消化できないっていうか受け止めきれない(受け止められたらそれも怖いけど)事に息苦しさと気恥ずかしさみたいなのを覚えはじめ、終いには彼に会わない様に裏門の方まで遠回りしたりする様になっちゃったんだったな。


作業着姿の若い男の人を見てときめくのは絶対この記憶のせい。
いや関係ないか。


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