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2001年05月01日(火) ダメ虎

今現在特定の球団のひいきというものがない私ですが、
それでもここ3年は阪神タイガースに注目しています。
ダメ虎にあの知将・野村が来てどう変わるのか(或いは変わらないのか)
という点に興味があったのですが、
結果の問われる3年目、相変わらずダメ虎はダメ虎、いやダメ猫のままのようです。
これは野村が悪いのかそれとも阪神球団自体に問題があるのか、論議を呼ぶところです。

プロは結果が全てですから、
ひとつも順位を上げられない野村の手腕が問われるのはやむを得ない事ですが、
しかしあの戦力で勝てというのはそもそも無理な話しだという気もします。
戦力アップも監督の役目と言えばそれまでですが、
しかし野村は基本的に、選手を育成するタイプではありません。
どちらかと言えば、ある程度既に能力の備わった選手のいいところを引き出して使うタイプ、
言わば采配型の監督といえます。
これに対して育成型は、典型的なのは元阪急・近鉄の西本監督でしょう。
(あのミスター長島も実はこのタイプに入ります。
従って彼が常勝巨人の監督をしているということは、恐ろしく間違った話なのです。
巨人の監督としては、藤田監督のような人が最適任でしょう。)

阪神と10年前のヤクルトを比較すれば、
阪神には古田もいなければ池山、広沢(いまの広沢ではありません)もいないし、
ましてハウエルやオマリーのような強力外国人もいません。
飯田や土橋になれそうな素材はなくもありませんが、
しかしそれも核となる選手がいてのいぶし銀の脇役です。
だとすると、これは結局誰が監督をしても同じ事であり、それ以前に球団体質の問題、
つまり悪しき「阪神スパイラル」が存在する限りは永久に阪神が浮ぶ瀬はない、
ということになるでしょうか。

ま、阪神は所詮阪神ファンのおもちゃとして存在意義があるんだから
それはそれでいいじゃないか、と言えば、阪神ファンに怒られるでしょうが。。


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