再就職 | 2005年12月05日(月) |
前回見つけた仕事では初出勤の日に車で通勤途上、動物の礫死体を三体を見、それが何かを暗示していたのか、勤務三日目にスタッフルームで財布から金を抜かれるという盗難にあい、その後勤務五日目にして退職したわけであるが、このほど晴れて再就職が決まり、今日は待遇その他を話し合うために出社し、帰りにちょっと寄り道しようと、運転歴五ヶ月目にして全く知らない道を地図で走っていたところ、三車線の一番左側をちんたら走っているうちに、気づけば大きな橋の手前で側道専用道になっていて、いつのまに、などと驚きながら仕方なくそのまま側道を行き、地図を頼りに住宅地を走り、どうにか元の自動車道に戻れ、しばらくは用心のため三車線の真ん中を走っていたものの、そろそろ左端に戻ってもいいかと戻った途端、信号待ちの向こうは二車線になっており、当然私が停まっている三車線の最左端は左折専用になっているわけで、何がそろそろなのか、と数秒前の自分を問いつめたい気持ちで仕方なく左折したわけで、まあまた適当に走っていれば元に戻れるだろう、などと適当に横道に入ったところ、行けば行くほど車幅はうねりながら狭まり、どう考えてもこの先に未来はないと判断した私は、途中の駐車場でUターンしようとしたところ、S字状の丁度カーブの右側に嫌がらせのように背の低いブロック塀が飛び出していて、左はガードのない川であり、車幅は乗用車だとぎりぎりの狭さであり、どうしようもなく気持ちは右に寄りながら曲がったところ、ガリガリという音がして車体に疵がついたわけで、凹みながら目的地へどうにか到着し、五千円の買い物で一回福引きができるというので、つい頑張って二回福引きをして、考えてみれば人生でこの手のもので当たったことなどないというのに、なんで頑張ってしまったかと後悔するような結果に苦い思いを抱えながら帰宅する途中、走行中だというのにフロントガラス真正面が空から鳥の爆撃を受け、いったいどんな確立だよ!と再び凹みながらワイパーでも除去しきれない糞を見つめつつ走っていると、ふと気づけば後はパトカーで、意味もなく緊張などして、どうにか家に帰り着き、買った本のうち一冊が、既に持っている途中の巻であることを知り、どうしてちゃんと確認しなかったかな!と脱力しているうちに、五日で退職した職場から給料が届き、なにぶんにも見習いのような状態で五日しか勤めていなかったこともあり給料は諦めていたのだが、盗難にあった分も加えて想定外な額が包まれていて、喜んで良いのか、両親の知り合いだけに、もらわない方がいいのではないか、いやしかしもうもらってしまったものを返すのもアレだよね、などと一家で悩んでいるわけで、果たしてこれらの出来事は、新しい職場を占う意味でどのような判断を下すべきだろうか。 |
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