いざ、焼き肉屋 | 2004年11月12日(金) |
一人暮らしも長く、大抵の食事処に一人で入って飲み食いできるが、さすがに焼き肉屋へは行けない。ふと無性に焼き肉を食べたくなるが、いい歳して一人で多人数用のテーブルに座り、肉やらソーセージやらピーマンやらタマネギなどを焼きつつ、何故かふいに無言になって横を通り過ぎていく家族連れやら、カップルやら、友だちグループやらの遠慮がちでありながらどこか好奇な視線を感じるのは落ち着かない。そのあとテーブルに収まった彼らに「ねえ、見た?」などと話題にされて、自分たちは独りじゃなくて良かった、なんて幸福を再確認するだしに使われるのも腹立たしい。 そこで、「焼き肉ボックス」。 小さな個室で一人もしくは二人で入り、誰の目も気にせず、肉を焼きまくり、食べまくり、飲みまくる。そんな「焼き肉ボックス」はどうだろう。テレビがあるともっといい。新聞も揃えてくれると嬉しい。いっそ、冬場は掘り炬燵タイプだとなごむ。注文は内線電話か何かで、皿は店員が持ってくるのではなくドア脇から差し入れられると気兼ねない。 気兼ねなさすぎてくつろいじゃって、一晩中いつかれても困るから部屋代は時間制で別料金請求にするのがいいだろう。 一人暮らしの多い都会では需要がありそうなんだが、三木谷さんか堀江さんか孫さんか、話しを聞いてくれないだろうか。 |
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